エイプコインって一体どんな仮想通貨なの?
BAYCとの関係性は?
今後、価格は上昇するの?
そんな疑問を抱えていませんか?

BAYCの名前は聞いたことはあるけど、エイプコインのことはよく知らない」という方も多いはずです。ただ、エイプコインは他のアルトコインと比べても高い将来性を持っており、今後もBAYCの人気とともに成長していくポテンシャルがあるんです。

そこで、この記事ではエイプコインの需要とBAYCの運営会社の成長が大きく関係している理由やエイプコインがデジタルアートのマネタイズに大きく寄与する可能性について、暗号資産の専門家が詳しく解説していきます!

この記事を読み終わるころには、エイプコインの特徴や将来性だけでなく、BAYCとの関係性についても友人に解説できるほどのレベルになっているはずです!

この記事を読めばわかること

  • エイプコインの立ち上げには、BAYC運営企業のYuga Labsが携わっている
  • エイプコインを保有すると、BAYCの限定商品が購入できたり、イベントに参加できたりする
  • エイプコインは、Yuga Labsのゲーム内で使用することもできる
  • 大きな話題性から上場後に最高値をつけたが、その後は下落したまま停滞している
  • エイプコインはbitbankで購入すると手数料を安く抑えられる

エイプコインとは?

これから、エイプコインの概要をわかりやすく解説していきます。

名称 Ape Coin(APE)
通貨単位 APE
発行日 2022年3月
価格 ¥204.25
時価総額 123,550,334,617
時価総額ランキング 99位
入手可能な国内取引所 bitbank

※2024年5月24日時点、CoinMarketCap調べ

エイプコインとは、BAYC運営企業の「Yuga Labs」によって立ち上げたれた通貨で、BAYCやMAYC、その他NFTゲームなど、Yuga Labsが手掛けるプロジェクトの公式トークンです。

エイプコインを保有すれば、BAYCやMAYCに関する限定商品が購入できたり、イベントに参加できるだけでなく、Yuga Labsの手掛けるプロジェクトの運営に参加することもできます。つまり、エイプコインは所有者にYuga Labsのプロジェクトに関する投票や新規プロジェクト提案の機会を与えるガバナンストークンです。

このことから、YugaLabsの手掛けるデジタルアートやNFTゲームが人気になればなるほど、特典を得るためにエイプコインを保有したいと思うファンの数も増えることが予想されます。つまり、デジタルアートやNFTゲームの領域で活躍するYuga Labsの将来性とエイプコインの需要は比例すると言えます。

エイプコインが注目されている理由3選

このパートを読めばわかること

  • エイプコインを保有すると、BAYCの限定商品が購入できたり、イベントに参加できたりする
  • エイプコインを保有すると、BAYC運営企業Yuga Labsのプロジェクトに関する投票へ参加できる
  • エイプコインは、Yuga Labsの提供するNFTゲーム内のアイテム購入などに使用できる

このパートでは、エイプコインの特徴を3つに絞って解説していきます!

BAYCの公式トークン

BAYC Oficial

エイプコインは、BAYC(Bored Ape Yacht Club)の公式トークンです。BAYCとはアメリカのNFT制作スタジオ「Yuga Labs」が制作したNFTコレクションで、猿をモチーフにしています。

BAYCは一枚あたり数十万ドルから数百万ドルで取引されることもあり、そのユニークな画と高い希少性が注目を集めいています。実際、AdidasやNIKEを代表とする有名企業がBAYCとのコラボ商品を出したり、NBAプレイヤーのStephen CurryがBAYCの作品を購入したことが大きな話題となっています。


OpenSea

実際、Openseaで取引されたNFTアートのうち、過去1ヶ月の取引額ランキングではBAYCが1位に君臨しています(2024年5/31日時点)。ちなみに、BAYCの他にもMAYCやCryptoPunksなど、Yuga Labsの運営するデジタルアートが3つもtop5にランクインしています。

BAYCが初めて販売されて大きく話題となったのは2021年ですが、2024年現在でもその圧倒的な人気を維持し続けているということがわかります。


Open Sea BAKC

今なお莫大な人気を誇るBAYCですが、エイプコインの所有者は限定のBAYCアイテムが購入できたり、イベントに参加できたりすることもあります。よって、BAYCファンの人たちがエイプコインを購入するケースも多いです。

例えばBAYCの相棒というコンセプトでつくられた犬をモチーフにしたデジタルアートBored Ape Kennel Club(BAKC)などは、エイプコインの保有者であれば割安に購入することができる場合もあります。

BAYC運営企業「Yuga Labs」の圧倒的な知名度

Yuga Labsは、先述のBAYCだけでなく、ピクセルアートキャラクターのコレクションであるCryptoPunksやアバター用キャラクターのコレクションであるMeebitsなど、多くのNFTアートプロジェクトを手掛ける革新的な企業です。

実際、Yuga Labsの手掛けるNFTアートの人気は凄まじく、NFTアートの界隈で圧倒的な地位を築いています。先ほど取り上げたように、Openseaの過去1ヶ月の取引額ランキングTOP5で、そのうち3つをYuga Labsのデジタルアートが占めているほどです。

Yuga Labs
のデジタルアート業界における影響力は随一であり、それに伴ってエイプコインの知名度も高まっているのです。

このYuga Labs ですが、大きな特徴として、分散型組織(DAO)の運営形態を取っていることが挙げられます。よって、エイプコイン保有者はそれをガバナンストークンとして使用することが可能で、Yuga Labsのプロジェクトに関する投票参加券を得ることができます。

言い換えれば、エイプコインを保有することでYugaLabsの株主のような存在として組織全体の合議に参加できるイメージです。

「Yuga Labs」が運営するNFTゲーム内で使える

Othesaide Oficial

Yuga Labsはデジタルアートだけでなく、様々なNFTゲームを開発していることでも有名です。その中で有名なものとして挙げられるのが「Otherside」ですが、このゲーム内ではエイプコインを使用して土地やアイテムを購入することが可能です。

ゲームのプレイヤーはエイプコインを使って交易やクエストの報酬を受け取ったり、ゲーム仲間とやり取りをしたりできるのです。

このように、エイプコインはweb3のゲーム内でも幅広く使えるという側面を持ち、実用性の高い仮想通貨だと言えます。

Yuga LabsがNFTゲーム「Otherside」の発展に注力するというDecryptの報道

仮想通貨エイプコインの価格動向

ここでは、エイプコインのこれまでの価格動向を振り返り、急騰や暴落の原因について解説していきます!

上場直後に最高値をつける

CoinMarketCap

有名なNFTアートのBAYC運営会社が立ち上げに参加したということで、エイプコインは上場前から大きな注目を集めていました。その話題性の高さから、相場は上場直後に急上昇して2022年の4月には24ドル付近で最高値をつけました。

当時、イーロン・マスクがTwitterのプロフィール画像をエイプコインに関連する画像に変更したことなどもあり、SNSで大きな話題となったことが過剰な期待を生み、上場直後の急騰を生み出したものと思われます。

2023年6月以降、相場は下落したまま停滞

2022年の4月に最高値をつけた直後に急落、その後1年ほどは4~8ドルのレンジで乱高下を繰り返していました。しかし、2023年6月以降はさらに下落し、1~2ドルのレンジで下落したまま停滞しています。

上場直後に最高値をつけたあと、相場が急落することは仮想通貨市場でよく起こることです。投機的な要因によって急騰した価格が、その通貨のもつ本来の実力に近づいていくのです。

2023年6月以降、エイプコインは下落したまま停滞していますが、これには2023年に入って仮想通貨市場全体が弱気の傾向を見せていることが影響している可能性があるでしょう。

ジュゼッペ氏によるエイプコインの価格予想

ちなみに、2024年の2月にBAYC共同創業者であるグレッグ・ソラナ氏がYuga LabsのCEOに復帰することが発表されました。

この発表によるAPEコインの大きな価格変動は見られませんでしたが、今後のソラナ氏の経営戦略次第では、APEコインの価格上昇も見込まれるでしょう。

COINTELEGRAFによる、ソラナ氏のCEO復帰を伝えるニュース

エイプコインの将来性や今後の見通し

このパートを読めばわかること

  • エイプコインの価値は、Yuga Labsの成長に依存する
  • エイプコインはNFTアートの売買に使用され、アーティストのマネタイズに寄与する
  • NFT市場の拡大に伴い、エイプコインへの需要も高まる見込み

では、エイプコインは今後どうなるのでしょうか?
将来性や今後の見通しについて解説していきます!

Yuga Labsの株価に影響を受ける

Yuga Labs Oficial

先述の通り、Yuga Labsとエイプコインは非常に密接な関係にあります。Yuga Labsがエイプコインの主要な開発者であり、Yuga LabsのデジタルアートやNFTゲームがどの程度成長するかによって、そこで使われるエイプコインの価値も左右されるからです。

NFTコレクションサイトで
取引量上位 10 位の デジタルアートを見ると、BAYC や CryptoPunks など 5つ以上をYuga Labs のアートが占めていることもあるほど、Yuga Labsの持つNFTデジタルアート市場でのブランド力は絶大です。

加えて、Yuga Labsは鳥をモチーフにしたNFTで有名なPROOF Collective を買収するなど、大規模な合併による事業の拡大も着々と進めています。

PROOF Collective 買収のニュース

Yuga Labsが今後も革新的なプロジェクトの発表や、事業拡大をすすめることができれば、その期待がエイプコインの相場にも反映され、好影響を与えるでしょう。

デジタルアートのマネタイズに貢献

従来のデジタルアート市場では、作品の所有権の証明や転売時の利益配分が問題となっていました。ところが、エイプコインを用いた取引では、ブロックチェーンの活用によってこれらの問題が解決されます。

アーティストは自らの作品をNFTとして発行し、エイプコインで売買することによって作品の売上から直接収益を得ることができるのです。

実際、Yuga LabsはMagic Edenというデジタルアートのマーケットプレイス立ち上げに携わっており、クリエイターへの適切な利益の還元を掲げています。

このような非中央集権型の販売システムは、アーティストにとってより公平で透明性の高いマネタイズを可能とし、デジタルアート業界の活性化に大きく寄与します。

NFT業界の発展により需要は高まる

再三の通り、エイプコインはNFTの取引に直接使用されることが多く、特にYuga Labsが関与するBAYCやMAYCをはじめとしたアート作品やゲーム内アイテムの購入に利用されます。

つまり、NFTの市場が成長するにつれてこれらのアイテムに対する需要も高まり、結果としてエイプコインの流通量と価値が増加します。

NFTの市場は技術革新のスピードやその存在の認知拡大に伴い、今後も目覚ましい速度で拡大していくと予想されています。今後、NFT業界の発展に伴ってエイプ
コインの需要も高まっていくことでしょう。

NFT市場規模の拡大予想レポート

エイプコインの購入方法

結論、エイプコインを購入するなら国内取引所のbitbankがおススメですここでは、エイプコインはbitbankで購入するのがおススメな理由」について解説していきます!

圧倒的に安い取引手数料

bitbankでは、基本的な手数料が圧倒的にリーズナブルです。特に注目すべきは取引手数料の低さで、テイカー手数料(成り行き注文のこと)は0.12%となっています。さらに、メイカー手数料(指値注文のこと)に関しては実質的にマイナスな-0.02%となっています(一部の銘柄を除く)。これは、指値注文を利用することで、取引手数料を支払うどころか、逆に手数料相当額を受け取ることが可能ということを意味しています。

bitbank以外にGRTを取り扱っている国内取引所ではBITPointbitFlyerが挙げられますが、両者ともにメイカー手数料は0.1%、テイカー手数料は0.15%となっており、bitbankよりも高い手数料を払わなければいけません

リアルタイムで日本円の入金が可能

bitbankは土日祝日を含めた24時間、リアルタイムでの入金に対応しています。そのため、トレーダ―は24時間365日、相場のチャンスを逃さずにいつでもトレードすることが可能です。「重大なニュースが発表されて相場が急騰しているのに、入金が反映されなくて取引ができない...」なんて惜しい経験をしなくてもすみそうですね!

国内No.1のセキュリティ

bitbankは、過去にICORatingのセキュリティレポートで国内No.1として評価されたほどの強固なセキュリティです。秘密鍵をオフライン状態で管理することで不正アクセスを防ぐコールドウォレットや電子署名を複数利用するマルチシグをはじめとした強力なセキュリティ対策があり、安心して使うことが出来ます!

エイプコインのよくある質問

ここでは、エイプコインに関するよくある質問に回答していきます!

エイプコインとMAYCはどのような関係ですか?

Open Sea

エイプコインはBAYCだけでなく、Mutant Ape Yacht Club(MAYC)とも密接に関係しています。MAYCとは、BAYCから派生したデジタルアートで、突然変異した猿をモチーフとしています。

エイプコインを保有しているユーザーは、MAYCの限定商品を購入できたり、特別なイベントへ参加することができるなど、様々な特典を受け取ることができます。

エイプコインはステーキングできますか?

エイプコインはステーキングが可能です。エイプコインのステーキングを行うプラットフォームとして有名なのは、「ApeX Pro」です。

ステーキングの利率は使用するプラットフォームや時期によって異なりますが、エイプコインの利回りは比較的高く、ステーキングに適した仮想通貨だと考えることができます。

エイプコインに似たアルトコインはありますか?

Decentraland Marketplace

エイプコインのように、NFTやデジタルアートに焦点を当てたアルトコインとしては、Decentraland「MANA」トークンが挙げられます。エイプコインと同様に、ユーザーはMANAコインでゲーム空間内の土地を購入したり、その土地上でイベントを開催したりすることが可能です。

エイプコインに比べてその知名度は劣りますが、MANAもweb3のゲーム空間で使用できるという点では高い実用性があり、魅力的な通貨だと言えます。

エイプコインの発行枚数はどのくらいですか?

エイプコインの総発行枚数は1億枚であり、これは他のアルトコインと比べても一般的だと言えます。

仮想通貨の将来性やBAYCとの関係性まとめ

 

エイプコインの将来性まとめ

  • BAYC運営企業のYuga Labsがエイプコインの立ち上げを主導した
  • Yuga LabsのデジタルアートやNFTゲームの人気が、エイプコイン普及の後押しとなる
  • NFT市場の拡大に伴い、エイプコインの需要も高まる見込みがある

今回はエイプコインの将来性やBAYCとの関係性ついてまとめました!
BAYC運営企業のYuga LabsがAPEコインの主要な開発者であり、BAYCをはじめとするYuga Labsのデジタルアートやゲームがどの程度成長するかによって、そこで使われるAPEコインの価値も左右されるということが分かっていただけたと思います。

Yuga Labsが革新的なアートやゲームを展開している点やNFT市場全体が今後も伸び続けるとされている点を踏まえ、エイプコインには投資家たちからの注目が集まっているため、ぜひ今後の動向も注視して購入を検討してみてください!