イーサリアム市場のNFTウォッシュ取引高、2022年5月以来の最低水準に低迷

イーサリアムベースのNFTマーケットプレイスにおけるウォッシュ取引量が、2022年5月以来最低の水準に達している。 The Block Pro Data Dashboardのデータにより明らかになった。

同ウォッシュ取引量は、今月9日と13日に1.8%にまで低迷。これは2023年1月1日における取引量の36.2%に相当するとともに、2022年5月1日に記録された0.35%以来の最低水準である。なお、このパーセンテージは、個人が人為的に価格をつり上げたり、流動性を高めたりするために個人間で資産を取引する市場操作の一種であるウォッシュ取引に関連する米ドルの総取引高部分を指す。

過去数週間におけるイーサリアムベースのNFTマーケットプレイスにおけるウォッシュ取引量の低迷について、The Blockのシニア・リサーチ・アナリストであるレベッカ・スティーブンス氏は、以下のようにコメントしている。

「LooksRareやX2Y2のような取引所が取引報酬プログラムの一部を段階的に廃止し始めています。エアドロップからウォッシュトレーダーを積極的にフィルタリングしようとしていたため、ウォッシュ取引の魅力が低下しました。これにより、いくつかのNFTマーケットプレイストークンの評価が下落したことに加え、ウォッシュ取引全体が下落し続けていると考えています。」

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この記事は「NFT wash trading volumes on Ethereum marketplaces hit lowest level in more than a year」を参考にしています。