取引高でトップの暗号通貨取引所であるバイナンスは、今月末に同社のNFTマーケットプレイスでオーディナルズ発行をサポートすると発表し、話題のビットコインベース市場に足を踏み入れた。

バイナンスがオーディナルズに対応

バイナンスのNFTマーケットプレイスへのアップデートは「今後数週間のうちに」実施される予定であり、ユーザーはバイナンスのアカウントを通じてオーディナルズの購入や取引ができるようになると、同社は述べている。

NFTマーケットプレイスは、3月にPolygonの特定のNFTコレクションをプラットフォームに追加し、サポートするネットワークの名簿を拡大した。

バイナンスの製品責任者であるマユール・カマト氏は、イーサリアムとBNBチェーン上のNFTと並んで、時価総額で最大のトークンであるビットコインのサポートを注目すべき追加項目と評価した。

オーディナルズは人気急上昇の中で、Ordswap、Ordinals Market、Ordinals Walletといったいくつかのインスクリプションマーケットプレイスが出現した。

また、Solana NFTの最大手であるMagic Edenは、既存のマーケットプレイスの中で最初にオーディナルズに参入し、3月にインスクリプションマーケットプレイスを開始した。

バイナンスはビットコインの引き出しを一時的に停止

バイナンスのNFTマーケットプレイスからの発表は、同取引所がビットコインの引き出しを一時的に停止し、ネットワークの混雑が原因であるとした数日後に行われた。

この一時停止は、ビットコインの取引手数料が高騰し、ネットワークのメンプール(取引が検証されるのを待つ場所)がひどく滞留していたタイミングに生じた。

Twitterでは、BRC-20トークンに関する取引がネットワークに重くのしかかっているとの見解が示された。

BRC-20トークンは、いわゆるBitcoin NFTを生み出すのと同じプロトコルであるOrdinalsを使って構築され、取引されるコインで、画像ベースの銘文とは対照的にテキストベースのインスクリプションを使用してBitcoinの上に構築されている。

バイナンスのビットコインNFTマーケットプレイスの現在のイテレーションは、BRC-20トークンをサポートしていない、とカマト氏は語っている。

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