昨今、世界中で開発や試験運用が進む中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)

CBDCがビットコイン(BTC)など仮想通貨にいかなる影響を及ぼすのかについて注目が集まる中、エコノミスト兼トレーダーのAlexKrüger氏は、「CBDCはビットコインやその他仮想通貨にも好影響を及ぼす可能性がある」との強気な見解を示した。

 「CBDCはビットコインに好影響?」著名エコノミストが強気見解を語る

昨今、世界各国各地域で、中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)の開発及び試験運用が進んでいる。

先日には、中国の主要都市深センが中央銀行(PBoC)と協力し、「デジタル人民元」1,000万元(1.6億円)相当を住民に配布することが明らかになり、大きな話題となっていた。

CBDCはオープンで中立的な通貨とは言い難いため、“真の仮想通貨”ではなく、”サイバー空間の法定通貨”との認識が一般的には強いため、CBDCが仮想通貨にいかなる影響を及ぼすのかについては以前より注目が集まっていた。

そんな中、著名エコノミスト兼トレーダーであるAlexKrüger氏は、Twitterにて自身の約5.4万人のフォロワーに向け、「CBDCはビットコインやその他仮想通貨にも好影響を及ぼす可能性がある」との見解を語った。

「今後、中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)に対する国民の需要が急増する可能性があります。CBDCの開発は、既存の財布を“改良された資金”で溢れさせることへとつながるでしょう。非常に強気な動きです。」

また、AlexKrüger氏は、ここ最近の大手企業によるビットコイン(BTC)への投資についても言及し、「仮想通貨は強気状態にある」ことを強調した。

(MicroStrategy社やSquare社によるビットコイン投資を踏まえた上で、)こういった動きがトレンドになると、非常に興味深いことが起こり始めるでしょう。各大手銀行は、企業のヘッジニーズに対応するために、“仮想通貨チーム”を置くことを余儀なくされるようになります。これは、仮想通貨にとって強気な兆候です。」

最後に、AlexKrüger氏は、『ビットコインの仕組みが複雑である』との指摘に対して、以下のようにコメントした。

「仮想通貨の未保有者は、ビットコイン及び仮想通貨の仕組みが複雑すぎると指摘します。しかしそういった人々は、その仕組みが複雑であればあるほど素晴らしいということを理解していません。もし仮にその仕組みが簡単なものであれば、誰もがすでに仮想通貨に投資しており、価格もはるかに高くなるため、(仮想通貨が)企業や社会において活躍する機会は訪れないでしょう。

2020年に入り、各業界からビットコインやその他仮想通貨、そしてブロックチェーンは大きな注目を集めてきた。

仮想通貨が社会的に大切な役割を担っていくためには、各国によるCBDCへの動きも重要になってきそうだ。

今後、ますますビットコイン(BTC)の真価が問われる。

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この記事は、dailyhodl.comの「Economist Says CBDCs Bullish for Bitcoin and Crypto As Japan Predicts Possible Surge in Digital Currencies.」を参考にして作成されています。