大手取引所のハッキングや訴訟といった弱気なファンダにもかかわらず、ビットコイン相場は驚異的に回復している。
この急速な価格の上昇の背後に中国の投資マネーとプロパガンダの存在があるとアナリストは睨んでいるようだ。
FXアナリストとして知られるCole Garner氏は、先週末からビットコインの新規アドレス数が急増していることを指摘。
先週中国のマスコミが一斉にビットコイン投資の有望性を発信したことと、この新規アドレス数増加、そして異常な相場の回復力を関連付けている。
4/ Where are these new #bitcoin addresses coming from?
— Cole Garner (@ColeGarnerBTC) October 5, 2020
We’ll never know for sure — but here's my suspicion:
It's a story from last week that mostly passed under the radar — despite being the most bullish force I can imagine.
3 /通常、一日あたり5000から1万の新規ビットコインアドレスが発行されます。 ですが先週は、一日2万2千件超が発行されました。これは過去2年間で最多です。
4/これらの新たなアドレスはどこからやってきているのでしょうか。
確かなことはわかりませんし、以下は私の推測に過ぎません。
以下のニュース(中国でビットコインの有望性が報道された件)は、私達のほとんどが気にしなかったニュースです。ですが、私の想像しうる限り、最も強い上昇力を持っています。
Garner氏が指摘する中国政府の報道に関しては、仮想通貨界のインフルエンサーでもある大手取引所BinanceのCEO、CZ氏も反応している。
Most people on Twitter probably don't understand how big this is. It is big. 😆
— CZ Binance (@cz_binance) September 25, 2020
(Dovey Wan氏)うーん、参考息息、新華社、CCTV2といった中国共産党公式メディアからのこういったプロパガンダは興味深い。
「暗号通貨は最高の年初来パフォーマンスを遂げた」という見出しは、あらゆる街角で、新聞で、テレビで取り上げられている。
このような組織的取り組みは珍しい。
(CZ氏)
おそらく、Twitter上のほとんどの人はこれがどれだけ大事件か気づいていないでしょうね。
先述のGarner氏はこのような中国メディアの報道に関して、世界トップのマイニング大国となった中国が、ビットコインによって得られる利益を最大化するためにこのようなプロパガンダに踏み切ったものだと考えている。
中国マネーの流入は確かにビットコイン市場にとって願ったりかなったりだ。
しかし、ただ手放しで喜ぶだけではなく、その背後に見える政治的意図にも注意を払う必要がありそうだ。
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この記事はBitcoinistの「BITCOIN ANALYST REVEALS WHAT’S HOLDING PRICE ABOVE $10K: ITS CHINA」を参考にしています。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner