イーサリアムの生みの親であるVitalik Buterin氏は、ビットコイン、イーサリアム、そして仮想通貨全般が直面するリスクを検討している。

同氏はリスクを語りながらも、仮想通貨の未来に期待を持っている。

仮想通貨市場における最大の懸念は技術的な問題と当局の介入

Vitalik Buterin氏は、ポッドキャスト 「ビットコインは何をしたか」 の最新インタビューで、仮想通貨市場における最大の懸念は、技術的な問題と当局の介入の脅威にあると語っている。

私が心配しているのは、技術的な失敗のリスクが常にあるということだ。もしNSAが突然量子コンピューターを出してきて、何もすることができないうちに大量のコインを盗んでしまったらどうなるのか?

また、各国政府がビットコインを禁止し、マイニングプールを乗っ取り、それを使って私が言うところの 「51% spawn camping attack」 を行ったとしたらどうだろう?一方で、価格が安いのは信頼の危機があるからなのか?

ビットコインに関してButerin氏は、開発者や投資家が長期的に元の仮想通貨に関心を持ち続けるかどうかを疑問視している。

ビットコインには、私が 「スピード逃避」 と呼ぶ機能がない。つまり基本的に、さまざまなアプリケーションの信頼できない基本レイヤーとして機能するのに十分な機能となる。その結果、ビットコインは次第に面白くなくなり、他のプラットフォームが面白くなる可能性がある。

イーサリアムが新しい通貨として登場するかどうかの議論について、Buterin氏は、それは通貨を構成するものの定義に依存すると述べている。

同氏は、イーサリアムもビットコインもすでに価値のあるストアであることを証明していると主張する。

お金という言葉は多くの異なる概念を組み合わせている。例えば、人々は口座の単位、交換の媒体、価値の貯蔵について話す。口座の単位としてはイーサリアムはそうではなく、ビットコインもそうではない。交換手段としてはビットコインとイーサリアムが使われるが、間違いなく人々はイーサリアムを使う。

ビットコインを中心とした仮想通貨の未来はどのようなものになるのか、改めて情報を整理して今後へ視線を向けていく必要がありそうだ。

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この記事はTHE DAILY HODL「Vitalik Buterinがビットコイン、イーサリアム、暗号市場への最大の脅威を概説」を参考にして作られています。