韓国のメガバンク KB Kookmin Bank(国民銀行)仮想通貨カストディサービスを提供することが明らかになった。

これにより、韓国およびアジアにおける仮想通貨市場拡大の促進に期待が高まる。

 韓国大手銀行が仮想通貨カストディサービス開始発表、市場拡大ますます進む

KB銀行は、約25兆円相当もの資産を運用する韓国屈指のメガバンクだ。

そんなKB銀行が、ブロックチェーン関連ファンドHashed社と仮想通貨トレーディング企業であるCumberland Korea社とパートナーシップを結び、デジタルアセットのカストディについての「戦略的技術協力」を確立する。

今回のパートナーシップについて、Hashed社のCEO(最高経営責任者)であるSimon Kim氏は以下のように述べている。

「私たちのブロックチェーン領域に関する幅広い知見を組み合わせて、技術的および商業的なコンサルティングを提供することは、消費者にとってのみならず、デジタル化への変遷における新たな時代を先導することにつながるでしょう。」

今回のKB銀行だけではなく、今年7月初めにそのライバル銀行にあたるNH(NongHyup)銀行が、機関投資家向けの仮想通貨カストディサービスに着手することを発表して大きな話題となったのも記憶に新しい。

また、韓国では、仮想通貨の取引によって生じた利益に関して、「仮想通貨を資産価値のある商品としてみなすこととし、得られたキャピタルゲインについて250万ウォン(約21万円)以上の収入に対し税金が課され、それ以下は課税されない」との税法規制が政府によって明確化されたばかりだ。

さらに現地メディアの報道によると、「韓国銀行(Bank of Korea)が2020年後半に組織改革を通じて『デジタルイノベーション部門』を設立する方針を固めた」といい、日に日に韓国国内における既存金融機関を交えた金融領域でのデジタル化が加速する。

仮想通韓国でのこうした仮想通貨に対する積極的な動きは、今後アジア諸国や世界中にいかなる影響をおよぼすのか。

引き続き、各国の仮想通貨に関する動向を見守っていきたい。

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この記事は、cointelegraphの「韓国大手銀行が仮想通貨カストディのサービス提供に参入」を参考にしています。