半減期バブル後も順調に回復

14日19時現在のビットコイン価格は1,033,350円。前日同時刻と比べて+7.68%の上昇を見せている。

(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1時間足)

半減期バブルを目前にした7日、ビットコインは1月以来となる1BTC=100万円を突破した。

しかし翌日8日。1BTC=10,000ドルを突破した後に順調な上昇は停滞を見せ、大量の利確が入ったのか1時間で最大-8%を超える下落を記録した。

一時88万円を下回り、コロナ暴落(2月下旬の暴落)を彷彿とさせる下げ率に相場にも緊張が走った。

しかしその後は88万円の安値を下回ることなく、価格は順調に回復

今朝には再び100万円を突破し、まもなく10,000ドルにも到達するような値動きを見せている。

(USD建チャート)

(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 日足)

・上昇のシナリオ

次の抵抗線として機能するピンク線(110.6万円)までは上昇する可能性も高いだろう。

このラインは、コロナ暴落以来の高値となっており比較的注目されやすい抵抗線となっている。

上図のUSD建の日足チャートが示すように赤線の支持線で長期的な上昇は見込まれているが、赤線とアセトラを形成する110.6万円ラインが一旦の利確ラインとなっていることが予想され、ここで上昇にブレーキがかかる可能性も高いだろう。

・下降のシナリオ’

やはり考慮したいのは半減期バブルの失速である。

従来数百万ドル超えなども期待された半減期イベントだが、結果として上昇は果たしたものの過度なバブル欲を満たすほどではなかった。

コロナ自粛の中で私財のやり場をなくし、半減期イベントに期待をして直近の数ヶ月間ビットコイン投資を行なった者からすれば、今後長期的に保有するリスクを懸念し早々に利確逃げを果たすことも考えらえる。

次の上昇のタイミングでピンク線を大きくブレイクしなかった場合、そうした潜在的なロング勢が大量に利確を済ませ再び下落する可能性はあるだろう。

・筆者の見解

個人的には、上記のシナリオを鑑みるに下落に一票だ。

半減期イベントによるバブルはありえないと前々から主張してきたものの、やはり期待してきた投資層は多いはずだろう。

一方で3月には4000ドルを下回ったビットコインが半減期を前に10000ドル付近まで上昇したことをバブルの効果として評価する層もいるだろう。

半減期直後&コロナウイルスによる経済打撃が重なるこの時期に、ビットコインも大きな値動きを見せそうな予感だ。

(ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。)

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