1月2日、イーサリアムのハードフォーク「ムーア・グレイシア」が行われ、成功に終わった。
今回のアップデートはイーサリアムのブロックチェーンに搭載された「ディフィカルティボム」を延期する目的があった。
ディフィカルティボムは、イーサリアムのブロック承認方式をプルーフ・オブ・ステイクに移行させるために計画されており、プルーフオブワークによるマイニングの難易度を爆発的に上昇させる効果があった。
しかし、現段階ではその移行が難しいため、ディフィカルティボムによるブロック生成の遅延が発生。
これによりマイニング手数料の減少など問題が発生していた。
今回のハードフォークにより、次回のディフィカルティボム発動は約2年後(400万ブロック先)となった。
これほど長期に渡ってディフィカルティボムを先延ばしにしたのは、時期大型アップデートEthereum2.0 を行う上での障害になるのを避けるためだと思われる。
現在イーサリアムクライアントの99.3%がこの新チェーンに無事移行しており、ハードフォークは成功した。
(出典:https://www.ethernodes.org/muir_glacier)
また、今回のアップデートによる価格の上昇は残念ながら発生していない。
しかし、2020年初頭にはもう一つの大型アップデートEthereum2.0 phase0が計画されており、今回のハードフォークはそのための布石に過ぎない。
次回のアップデートによる価格の上昇に期待が高まる。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner