仮想通貨版人民元で世界の覇権を狙うか

28日、中国国際経済交流センター副会長の黄奇帆氏が上海で行った講演で「中国の中央銀行がデジタル通貨を導入する最初の国になるだろう」と発言した。中国の経済メディア新浪財経が報じた

新しい通貨はDigital Currency Electric Payments(デジタル通貨電子決済。DCEP)と呼ばれる。

中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は2014年からデジタル通貨の研究を開始。

本年中に発行されるとの報道を同行高官が否定していたが、まもなく発行に向けた準備が本格的に始まることになりそうだ。

黄氏は、DCEPが「貿易プロセスの銀行口座依存を大きく減らし、人民元の流通と国際化に貢献する」と語った。

国際貿易の支払いには現在、米ドルが使われているが、中国が推進する巨大経済圏構想「一帯一路」の参加国を通じて貿易の基軸通貨を人民元に置き換えたいとの狙いがあると見られる。

中国は暗号資産(仮想通貨)によって世界のリーダーに成り代わろうとしている。

 

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