独バイエルンLB銀行がコモディティ資産に用いられる手法でビットコインを分析したところ、2020年には価格が9万ドル(約970万円)に達するとの結果が出た。
分析で得られた指標は金にほど近くなり、デジタル・ゴールドの役割をさらに強めると推測される。
ドイツ最大級の銀行のひとつバイエルンLB銀行が半減期後のビットコイン価格を予想したレポートを発表したと暗号資産(仮想通貨)メディアCCNが伝えた。
半減期を迎える2020年には1BTC=9万ドルを超えると強気の予想を展開している。
バイエルンLB銀行はストック・フロー比率という指標に着目。
ストック・フロー比率とはコモディティ資産の分析に用いられる手法で、総流通量(ストック)と1年間の生産量(フロー)から求められる。
ある時期におけるストック・フロー比率とビットコインの時価総額はキレイな相関関係を描いていることがわかった。
2020年におけるビットコインのストック・フロー比率は53となり、相関関係から予想される価格はおよそ9万ドルだった。
同じく資産保存の手段として用いられる金のストック・フロート比は58であり、かなりこれに近い数値となった。
ビットコインは半減期を迎えてますますデジタル・ゴールドとしての役割を強めていくのかもしれない。
最初の半減期:2012年11月28日
(画像 TradingViewのBTCUSDチャート 日足)
初めて半減期を迎えた2012年11月前後にはこれといって大きな動きは見られなかった。
2回目の半減期:2016年7月9日
(画像 TradingViewのBTCUSDチャート 日足)
2回目の半減期を迎えた2016年7月前後には大きな価格変動が見られた。
5月の終わりごろから勢いよく価格が上がり始め、6月中旬にピークをつけたあと一旦、下落。
半減期を迎えたあとはゆっくりと価格を伸ばしていった。
3回目の半減期を迎える2020年6月ごろの価格変化に注目が集まる。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner