メタプラネット(3350)は9月1日、前日比10円高の322円まで上昇し、プラス3.21%と2営業日ぶりに反発しました。ビットコイン(BTC)が7万8000ドル台後半へ戻したことを受け、後場に入って買いが強まっています。前日8月31日は9.83%安と急落しており、その下げの一部を取り戻した形です。
一方で、1株あたりの価値は前日を下回ったままです。8月31日の取引終了後に第10回新株予約権の一部行使が開示され、1株あたりNAV(希薄化前)は417.01円から401.81円へ、1株が保有するBTCの量を示すSatsも3356から3196へ低下しました。BTCが上がっても、株式数が増えれば1株の取り分は増えません。
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当日の値動き

9月1日は316円で寄り付いた後、前場は308円まで下押しし、前引けは前日と同じ312円でした。後場に入るとBTCの上昇を受けて買いが優勢となり、高値323円まで水準を切り上げています。13時台は322円で推移し、出来高は2233万株です。
前日31日は米軍のイラン空爆を受けたBTC安で309円まで売られていました。1日は前場こそ戻りが鈍かったものの、午後にかけて切り返しています。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では、8月28日の高値359円から水準を切り下げた後、31日の安値309円で下げ止まり、1日は323円まで戻しました。25日移動平均線は上回っており、上昇基調は保っています。3カ月リターンはプラス26.8%、1年リターンはマイナス61.3%です。8月の月間騰落は7月末の245円に対しプラス27.3%で着地しました。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、1日は前場の安値308円を底に後場は水準を切り上げ、323円をつけました。短期のサポートは本日安値の308円と前日安値の309円、上値のレジスタンスは本日高値の323円、その上が8月28日高値の359円です。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
保有量は4万3000BTC、平均取得単価は1533万1546円、取得総額は6593億円です。6月30日以降、買い増しは行われていません。円建てBTC価格が1257万円へ上昇したことで、Bitcoin NAV(評価額)は5406億円、未実現損益はマイナス1187億円(マイナス18.0%)と、前日のマイナス1249億円から縮小しました。
EV mNAVは0.98倍と前日の0.94倍から上昇し、再び1倍が目前です。ただし1株あたりNAV(希薄化前)は401.81円で、前日の417.01円を下回ったままです。BTCの評価額が増えても株式数が増えた分だけ1株が受け取る価値は薄まっており、mNAVの改善と1株あたりの価値は同じ方向を向いていません。
今後の株価の焦点
短期は、本日安値の308円と300円の節目が下値サポート、本日高値の323円が上値のレジスタンスとなります。323円を上抜ければ、8月28日の高値359円が視野に入ります。
BTCの戻りが続くかどうかに加え、1株あたりの価値がどこまで薄まるかが焦点です。新株予約権の行使が進めば、保有量が4万3000BTCのままでも1株あたりのSatsは減り続けます。6月30日以降止まっている買い増しが再開されれば、この指標は逆に増えるため、そのタイミングが注目されます。
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