7月22日、メタプラネット(3350)の株価は前場に高値262円まで買われ、10時50分時点では260円と前日比+17円(+7.00%)で推移しています。7月10日の高値262円をちょうど回復し、下落局面で失った水準を取り戻しました。
上昇の起点は、暗号資産の規制を巡る前進です。ベッセント米財務長官が21日、暗号資産市場構造法案「クラリティ法案」を「1ヤードライン」と表現し、8月の休会前の可決を促しました。ルールの先行きが見通せるとの期待からビットコイン(BTC)は6万7000ドルに迫り、コインベース株が一時12.6%高となるなど暗号資産関連全体が買われ、連動銘柄である同社株も水準を切り上げています。
BTC、6万6956ドルへ続伸|クラリティ法案「最終局面」発言とETF連続流入が追い風
当日の値動き

前日21日は連休明けの買いで243円まで急騰し、22日は249円と続けて買い先行で寄り付きました。クラリティ法案の進展を受けたBTC高を追い風に、寄り後に高値262円まで上値を伸ばしています。
10時50分時点は260円、前場の出来高は約1168万株、PTSも260.7円と日中値に沿った水準です。押し目も244円で下げ止まり、上値の重さは今のところ見られません。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では7月17日の安値214円から2営業日で262円まで急反発し、7月10日の戻り高値と並びました。25日移動平均線を明確に上抜け、下降局面からの本格的な切り返しを試す位置です。
3カ月リターンは−26.1%、1年リターンは−77.3%と、直近の急騰で下げ幅が縮小しました。262円は7月の二番天井にあたる節目で、ここを出来高を伴って上抜けられるかが、戻りが一段と続くかの分岐点となります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、22日の寄り付き249円から262円まで一本調子で上昇し、押し目も浅い強い形状です。規制期待を手掛かりにした買いが途切れていません。
短期のサポートは本日安値244円、上値は本日高値262円が最初のレジスタンスです。262円を突破すれば上値追いが加速する一方、跳ね返されれば高値圏でのもみ合いに移行するとみられます。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC保有量は4万3000BTC、平均取得単価は1533万1546円、取得総額は6593億円です。最新の買い増しは6月30日付の2823BTCで、本日新たな発表はありません。円建てBTC価格が1083万1729円へ上昇し、Bitcoin NAV(評価額)は4658億円、未実現損益は−1935億円(−29.4%)となりました。含み損は7月に入って初めて3割を割り込んでいます。
EV mNAVは0.92倍で、7月17日の0.84倍からわずか3営業日で0.08ポイント持ち直し、1倍まであと一歩に迫りました。時価総額3331億円・企業価値4303億円はBitcoin NAV4658億円をなお下回りますが、クラリティ法案の可決期待がBTC高を通じてディスカウント縮小を後押ししています。1株あたりNAV(希薄化前)は363.51円です。
今後の株価の焦点
最大の焦点は、クラリティ法案が8月の休会前に可決されるかです。可決や具体的な進展があればBTC高と規制の追い風が重なり、mNAVの1倍回復が現実味を増します。一方、Polymarketが示す年内成立確率はなお5割を下回っており、審議が遅れれば失望売りに転じるリスクもあります。
株価の水準としては、本日高値262円を上抜けられるかが目先の試金石です。244円を維持しつつ262円を突破すれば6月中旬の高値圏が視野に入る一方、法案の思惑が剥落すれば急騰前の240円前後への調整も想定されます。
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