ビットコイン(BTC)は22日8時時点で6万6243ドル前後で推移しています。24時間騰落率は+1.64%で、前日の抵抗6万5799ドルと30日高値6万6446ドルをともに上抜け、6月中旬以来約1カ月ぶりの高値となる6万6956ドルまで上値を伸ばしました。
米現物ETFの5営業日連続の流入に加え、スコット・ベッセント財務長官がCLARITY法案(暗号資産の市場構造法案)を「ゴール目前」と表現したと報じられ、規制整備への期待がリスクオンの地合いを後押ししたとみられます。一方で恐怖・貪欲指数は25と前日の29から低下し、価格上昇と市場心理の乖離が残ります。
値動きの振り返り

BTC/USDT 30分チャート
直近24時間のBTCは、急伸ではなく着実に水準を切り上げる展開でした。21日8時の6万5100ドル台から段階的に上昇し、21日15時に6万5913ドル、16時に6万6187ドルと節目を突破。21日23時に24時間高値6万6956ドルを付けました。その後は6万6200〜6万6800ドルで高止まりし、22日8時は6万6252ドルです。
24時間安値は序盤の6万5138ドルで、下値を切り上げながらの上昇でした。前日抵抗の6万5799ドルと旧30日高値の6万6446ドルを上抜けた点が、短期的に意識された節目です。
相場を動かした背景
リスクオン地合いのなかでの上値抵抗突破
今回の続伸は、リスク資産全般を押し上げた地合いを背景に、上値抵抗を突破した動きです。前週にBTCを圧迫した半導体株の売りが反転し、米テック株が上昇したことで、ナスダックは前日比+1.85%前後と堅調でした。
この流れがBTCにも波及し、下値を切り上げながら6万6956ドルへ上値を伸ばしました。ただし半導体主導の相場は前週来のテーマで、当日固有の材料というより、リスクオンの下地です。この日、値動きをさらに押し上げたのは、下記の規制報道とETF流入でした。
CLARITY法案「ゴール目前」の進展報道
規制面では、暗号資産市場の枠組みを定めるCLARITY法案の進展が報じられました。スコット・ベッセント財務長官は同法案を「ゴール目前」と表現し、トランプ政権下で中央銀行デジタル通貨(CBDC)を導入しない方針も示したとされます。焦点だった倫理条項では、大統領や議員らの在職中の暗号資産事業からの利益を制限する内容にホワイトハウスが合意し、条文案を上院共和党に送ったと報じられました。
同法案は2025年夏に下院を通過済みで、成立すれば商品先物取引委員会(CFTC)がビットコインを所管する枠組みとなり、機関投資家の参入を促すと期待されます。ただし詳細は非公開で上院採決には至っておらず、8月7日の休会前に採決を組めるかが焦点で、現時点では可決ではなく観測報道の段階です。
ホワイトハウス、クラリティ法案の倫理パッケージで合意か|上院共和党に文言送付と報道
ETF資金流入の5営業日連続
需給面では、米現物BTC ETFへの資金流入が続きました。7月20日は5営業日連続で最大となる純流入 約2億2680万ドルを記録したと報じられ、この間の累計は約7億2700万ドルにのぼります。日次の流入額は先週の1億ドル台から規模が拡大しており、継続的な流入が、前々日の200週線防衛からの戻りを需給面から支えています。
テクニカル分析
日足チャート分析

日足は、MA20(6万3829ドル)とMA50(6万3145ドル)を明確に上回り、MA20がMA50の上に位置する並びを維持しています。MACDは474.2でシグナル(95.5)を大きく上抜け、ヒストグラムは378.7と拡大して強気モメンタムが加速しました。30日高値も6万6446ドルから6万6956ドルへ更新しています。
ただしMA100(7万0208ドル)、MA200(7万2852ドル)は下回り、次の上値抵抗となる日足MA100までは約4000ドルの距離があります。
4時間足チャート分析

4時間足は、全移動平均線を上回る強気配列を保っています。押し目はMA20の6万5233ドル、割れてもMA50の6万4485ドルが支持候補です。MACDはシグナルを上回るものの、ヒストグラムは縮小しており、上昇の勢いはやや一服しています。中期の上値メドは6万6956ドルです。
1時間足チャート分析

1時間足は高値更新後の小休止で、MACDはシグナルを下抜けヒストグラムがマイナスに転じました。現在値はMA20(6万6307ドル)とほぼ同水準で、MA50(6万5443ドル)、MA100(6万4909ドル)は上回ります。
サポートはMA50の6万5443ドル、レジスタンスはMA20の6万6307ドルと24時間高値6万6956ドルです。6万6307ドルを回復すれば高値試し、6万5443ドルを割れば調整が深まりやすいとみられます。
デリバティブ動向
OI・清算動向
BTC先物のOIは10万4760 BTC(約69.4億ドル)で、24時間前からドル建てで+5.26%と増加しました。前日のほぼ横ばいから一転し、レバレッジ資金の流入を伴う上昇です。ただしロング/ショートのアカウント比率は1.02(ロング約50.5%、ショート約49.5%)とほぼ拮抗し、資金調達率も0.0040%と低水準にとどまります。
新規資金は入りつつも、一方向に偏った過熱状態ではないとみられます。OIが増えた分、両方向の清算燃料は前日より増えており、6万6956ドルを超えられない場合は高値圏のロングが巻き戻されやすい点に注意が必要です。
注目清算ライン

上方6万6400ドル近辺にショート清算、下方6万3800ドル近辺にロング清算の集中がみられます。上値は24時間高値6万6956ドルを明確に超えられるかが焦点で、抜ければ上方向の清算を巻き込んだ加速が起きやすいとみられます。下値では6万5443ドルを割ると、4時間足MA50の6万4485ドルが次の支持候補となります。
ETF・需給動向
米現物BTC ETFの単日フローは、7月20日が純流入 約2億2680万ドルと報じられました。5営業日連続の純流入で、この間の累計は約7億2700万ドルにのぼり、報道では「7月中旬以降で最強の機関投資家買い」とされます。
日次の流入額は先週の1億ドル台から拡大しています。7月21日分の完全集計や平常時の平均日次比、大口・長期保有者の動向は未取得です。継続的な流入が、6月中旬以来の高値回復を需給面から支えた主因とみられます。
本日のデイトレ注目材料
本日22日は、一次情報で確認できた米重要経済指標の予定はありません。ただしテスラとアルファベット(グーグル)の決算が本日予定されており、結果次第で米株経由でBTCに波及する可能性があります。今週の米指標は後半に集中し、7月24日(金)に7月S&P Global製造業・サービス業PMI速報値(22時45分)と6月新築住宅販売件数(23時)、来週7月28〜29日にFOMCを控えます。FOMCブラックアウト期間中でFRB高官の発言はありません。恐怖指数がExtreme Fearにとどまるなか、上値追いには慎重さも残ります。
上抜けシナリオでは、24時間高値6万6956ドルを明確に上抜ければ、心理的節目の6万7000ドル台を固め、その先は日足MA100の7万0208ドルが視野に入ります。下抜けシナリオでは、1時間足MA50の6万5443ドルを割り込むと4時間足MA20・MA50(6万4485〜6万5233ドル)が支持候補となり、さらに割れば日足MA20・MA50(6万3145〜6万3829ドル)と200週線(6万3335ドル)の集中帯まで視野に入ります。短期では、上が6万6956ドル、下が6万5443ドルと6万4485ドルが目安です。
まとめ
BTCはリスクオン地合いを背景に、ETFの5営業日連続流入とCLARITY法案進展の報道を追い風に、1カ月ぶりの高値6万6956ドルへ上値を伸ばしました。OI増を伴う一方で、ロング比率は中立、恐怖指数はExtreme Fearにとどまり、上昇に対する市場の確信はなお限定的です。
目先は6万6956ドルを上抜けて6万7000ドル台を固めるか、6万5443ドルを割って調整に入るかの分岐にあります。CLARITY法案の採決日程と本日のテック決算、来週のFOMCが、この「懐疑の中の上昇」が続くかどうかの試金石となりそうです。
世界1億2,000万人が利用 Bitget
人気のグローバル暗号資産取引所
- ✓ 手数料は業界最安水準
- ✓ 最大200倍レバレッジの先物取引
- ✓ 先物手数料永久30%OFF
