メタプラネット(3350)は9月9日午後2時時点で255円と、前日終値244円から11円高の+4.51%となり反発しています。前日に9.96%安の244円まで売られた反動に加え、後場に入ってBTCが7万9000ドル台へ戻したことも支えとなりました。日経平均が小幅マイナスに沈むなかでの逆行高です。
下げの背景にあるのは、ゲロヴィッチCEOが9月6日に説明不足を認めた役職員向け第10回新株予約権です。その後、対象株式数が当初の約4600万株から3億1946万4000株へ7倍に膨らんでいたことが分かり、CEOが同じ投稿で関係を説明した投資会社MMXXベンチャーズの保有割合も5%を割りました。株価は2営業日で17%下げています。
当日の値動き

本日は246円で寄り付き、9時1分の244円が安値でした。後場に入って上げ幅を広げ、13時44分に257円の高値をつけています。出来高は2105万株、平均約定価格は249.88円です。BTCは12時30分の7万8650ドルから14時に7万9274ドルまで戻しており、株価の高値もこの時間帯と重なります。
8月28日の終値346円からの27.5%安は、2つの局面に分かれます。9月2日と3日の下げは、日経平均が2.85%安となった全面安に沿ったものでした。個別要因が前面に出たのは9月7日以降で、日経が2.30%高となるなかで7.51%安と逆行しています。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
5日移動平均269.2円と25日移動平均267.0円を下回り、支えは75日移動平均の248.2円まで下がりました。PBRは0.96倍です。信用倍率は42.46倍へ急上昇し、買い残4363万株は本日の出来高の2.1日分にあたります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
寄り付き直後の244円が安値、13時44分の257円が高値です。前日の高値264円に届いておらず、戻りは限定的です。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
Bitcoin NAV(評価額)は5217億円、未実現損益は‑1376億円(‑20.9%)です。1株あたりNAV387.75円に対し、株価255円は0.66倍にとどまります。EV mNAVは0.83倍で、8月29日には1.01倍まで戻していました。
新株予約権が膨らんだのは、増資で株式数が増えるほど枠も自動で増える設計だったためです。ビットコインの買い増し資金を株主から集めるたびに、経営陣が1株10円で受け取れる株数も増えていました。会社は8月18日にこの仕組みを止めましたが、増加分2億7346万株は残っています。完全希薄化後の1株あたりビットコインは2635サトシで、株主が求めるこの分の消却が実現すれば3166サトシへ20%増えます。なおCEOの株券等保有割合は、行使の前後で14.12%と変わっていません。
今後の株価の焦点
焦点は積み上がった枠を戻すかどうかです。会社は1億5000万株・750億円の自己株式取得枠を持っていますが、期限の10月28日まで2カ月を切って執行はゼロです。日程では9月11日に米8月分CPI、15日から16日にFOMC、17日から18日に日銀会合が控えます。
上値は本日高値の257円、その先は前日高値の264円です。下値は244円で、割り込むと75日移動平均248.2円が次の支えになります。
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