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メタプラネット、BTC横ばいでも株価272円へ急落|CEOが希薄化批判に応答

2026年9月7日 14:30  9月7日 14:46  Arai Yu

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メタプラネット(3350)は9月7日午後2時時点で272円と、前営業日終値293円から21円安の‑7.17%となり急落しています。13時47分につけた安値270円は8月21日の安値282円を下回り、8月20日以来の水準です。BTCは7万9756ドルと24時間でほとんど変わらず、日経平均は+2.00%の大幅高です。いずれも下げの説明にはなりません。

9月6日、ゲロヴィッチCEOがXへの投稿で、役職員向けの第10回新株予約権をめぐる株主の批判について、会社の仕組みや判断が長期的な株主価値にどうつながるのかを十分に伝えられていなかったと認め、報酬とガバナンス方針の見直しを続けていると表明しました。希薄化への警戒が改めて意識される形となっています。

メタプラネットCEO、説明不足を認め情報開示強化へ|新株予約権の変更も説明

当日の値動き

寄り付きは前営業日終値を2円下回る291円で、9時につけた294円がそのまま本日高値となりました。前場は278円まで下げて279円で引け、後場に入るとさらに下げ幅を広げています。出来高は2997万株、売買代金は84.4億円で、平均約定価格は281.53円です。現値はこれを9.5円下回ります。

夜間PTSは9月4日18時に298円まで買われていましたが、本日13時48分には270.1円まで売られました。

メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート

5日移動平均293.1円を7.2%下回り、25日移動平均263.2円との差も3.4%まで縮まりました。ここを割り込むと、次の支えは75日移動平均の248.0円まで下がります。8月28日の終値346円からの下落率は21.4%に達しました。3カ月リターンは+11.9%、1年リターンは‑61.8%、PBRは1.02倍です。

メタプラネット(3350)1時間足チャート

寄り付き直後の294円が高値で、以降は戻り高値を切り下げる展開が続いています。上値は294円、下値は本日安値の270円です。

メタプラネットのビットコイン損益とmNAV

円建てのBTC価格は1243万7723円で、9月4日からの下落率は1.44%にとどまります。同じ期間に株価は7.17%下げており、値動きはBTCから離れています。Bitcoin NAV(評価額)は5348億円、未実現損益は‑1244億円(‑18.9%)です。

1株あたりNAV(希薄化前)は397.54円で、株価272円はこれを125円下回り、倍率は0.68倍まで沈みました。EV mNAVも9月1日の0.98倍から一本調子で下がり0.86倍です。割引の幅は希薄化の数字と重なります。希薄化前の1株あたりSatsが3196なのに対し、希薄化後は2635と17.6%目減りします。第10回新株予約権は行使価額が1株10円で、潜在株式数は8月18日の変更で3億1946万4000株に固定されました。発行済株式数のおよそ24%にあたる規模です。

今後の株価の焦点

注目の指標として、9月11日21時30分に米国の8月分CPIと、15日から16日にFOMCがあります。市場は9月会合での0.25%利上げを5割強織り込んでおり、CPIがBTCの方向を左右する位置にあります。あわせて、見直し中とされる報酬とガバナンス方針の中身がいつ示されるかも焦点です。

価格ラインとしては下値は本日安値の270円、上値は294円で、その先は5日移動平均の293.1円になります。