仮想通貨市場の未来とは?

MARA Holdingsは、12月10日に11,774 BTC(11億ドル相当)を購入し、業界初となるハッシュレート50 EH/sを達成した。この規模の購入は同社が発行したゼロクーポン転換社債から資金を調達したもので、現在MARAは約4万435 BTCを保有し、総価値は約39億ドルに上る。

さらに、MARAはこれ以上のマイニング能力の追加を計画しており、CEOのフレッド・ティール氏は「ここで止まる必要はない」と強調している。一方で、株価は12月10日に4.4%下落したが、2023年には586%の驚異的な上昇を見せている。

同日、ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)はRippleのRLUSDステーブルコインを承認した。RippleのCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏は、RLUSDがTetherやUSD Coinと競合する形で市場に登場すると語り、近く主要取引所への上場が発表される予定だという。

RLUSDはXRP Ledgerとイーサリアムのメインネット上で8月からテストされており、ステーブルコイン市場全体が今後4年間で2兆ドルに達する可能性を示唆している。

また、アブダビで開催されたBitcoin MENAイベントでは、エリック・トランプ氏がビットコイン価格が1BTCあたり100万ドルに到達する可能性を予測し、仮想通貨の希少性やグローバル資産としての価値を強調した。

同氏はビットコインを「インフレや政治的混乱へのヘッジ」と位置づけ、今後さらに多くの政府や機関がビットコインを採用するだろうと述べた。

このような発言は、ビットコインの「ただの資産」ではない可能性を浮き彫りにしており、仮想通貨市場の未来に対する強気な見解を示している。