ブロックチェーンプラットフォームTronと仮想通貨取引所HTXが、共同で「Web3エコシステム」を構築するために協力を強化している。

Tronの創設者であるジャスティン・サン氏は、シンガポールで開催されたToken2049イベント後のHTX DAO x Tronアフターパーティーで、この新たな「双発エンジン戦略」による将来の発展を目指す計画を発表した。

TronとHTXの「双発エンジン戦略」

サン氏は、HTXとTronの緊密な協力を通じて、「支払い、投資、そしてソーシャルインタラクションを統合するWeb3エコシステム」を構築すると述べた。

「Tronエコシステムの成長を促進し、質の高いdAppsやプロジェクトを引き込み、HTXとの連携を強化することに重点を置く。HTXのグローバルな影響力と豊富なリソースを活用し、次の10年間で実用的で便利なWeb3エコシステムを世界中のユーザーに提供できると確信している」と語った。

リアルワールドへの応用に焦点を当てた未来

サン氏は、今後10年でブロックチェーン技術とその製品が現実世界への応用に焦点を当てる必要があると強調した。

これには、インタラクティビティの向上、ユースケースの多様化、AIによるソリューション、ネットワークシステムの強化、そして幅広い受け入れが不可欠だとしている。

サン氏は、HTXとTronが最近協力して立ち上げた「SunPumpミームトークン工場」を例に挙げ、この協力がオンチェーンの取引量を増加させ、両プラットフォームに利益をもたらす「ポジティブなフィードバックループ」を生み出したと述べた。

HTXの11周年と将来の展望

今回のイベントはHTXの設立11周年を記念するものでもあり、HTXは現在700以上のデジタル資産をサポートし、4,780万人のユーザーを抱えているとされている。

昨年のToken2049でのリブランディング以来、HTXは約200の新しいトークンを導入してきた。

サン氏は、HTXの長寿命の秘訣は「長期的な視点、規制の変化への積極的な対応、そしてセキュリティとユーザー体験への揺るぎないフォーカス」にあると語っている。

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