マイクロストラテジーの共同創設者であるマイケル・セイラー氏は、ビットコインの将来価格が1,300万ドル(約184億6,000万円)に達するとの大胆な予測を立てている。

現在、マイクロストラテジーはビットコイン供給量の1%以上を保有しており、同社の戦略が注目を集めている。

マイクロストラテジーのビットコイン戦略

マイクロストラテジーは、NASDAQに上場している企業であり、ビットコインを大量に保有していることで知られている。

同社は2020年からビットコインの買い増しを始め、現在では約22万6,500ビットコインを所有している。

このビットコインの総価値は、本稿執筆時の1ビットコインあたり56,576ドル(約803万円)の価格で計算すると、約128億ドル(約1兆8,176億円)に達する。

セイラー氏は、同社のビットコイン戦略を「株主への最高のリターンを提供するための手段」として位置付け、長期的な価値を追求している。

2020年にビットコインを購入し始めた当時、1ビットコインは12,000ドル(約170万円)以下で取引されていたが、その後の価格上昇により、マイクロストラテジーの株価も大幅に上昇した。

1,300万ドルへの予測

セイラー氏は、ビットコインが今後21年の間に1,300万ドル(約184億6,000万円)に達すると予測している。

彼は、「ビットコインは現在、世界の資本の0.1%に過ぎないが、将来的には7%に達するだろう」と述べており、ビットコインが世界の金融システムにおいて大きな役割を果たすと信じている。

政治と仮想通貨政策

セイラー氏は、仮想通貨政策において共和党がより進歩的な立場を取っていると指摘している。

2024年のアメリカ大統領選挙では、仮想通貨政策が重要なテーマとなっており、共和党の有力候補であるドナルド・トランプ氏は、以前の否定的な発言から一転して、ビットコイン支持を表明している。

一方で、民主党のカマラ・ハリス氏は仮想通貨についてあまり言及しておらず、先週末に公開された政策提案にも仮想通貨に関する記載はない。

セイラー氏は、「政治の風向きが変わり、現時点では共和党が仮想通貨とビットコインに関して進歩的な立場を取っている。民主党は中立的な立場に移行しつつある」と述べている。

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