英国の多国籍銀行スタンダードチャータードの仮想通貨専門子会社が、億万長者のヘッジファンドマネージャーであるアラン・ハワード氏が支援するデジタル資産事業の買収に興味を示していると報じられている。
Bloombergが関係者の話を引用して報じたところによると、スタンダードチャータードのイノベーション部門SC Venturesとデジタル資産会社OSL Groupが支援する機関投資家向けデジタル資産取引会社Zodia Marketsが、仮想通貨のOTC(店頭取引)デスクであるElwood Capital Managementの買収交渉を進めているという。
Elwood Capital Managementは、アラン・ハワード氏が2018年に設立した仮想通貨スタートアップElwood Technologiesの一部であり、2022年にはゴールドマン・サックスやDawn Capitalなどの投資家から資金を受けている。
報告によると、Zodia MarketsとElwood Capitalは交渉の最終段階にあり、今月中に取引が完了する見込みであるという。
関係者の一人によると、この買収により、Zodia MarketsはElwoodが拠点を置くジャージーで、仮想資産サービスプロバイダーおよび投資事業としての運営ライセンスを取得することができる。
この動きは、ZodiaがOTC決済サービスにさらに注力する助けになると予想されている。
また、スタンダードチャータードがロンドンでビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の取引デスクを開設し、現物市場での仮想通貨取引に乗り出す予定であるとも報じられている。
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著者: CoinPartner 編集部 News_writer