ボリビア中央銀行が、長年続いたビットコインおよびその他の仮想通貨に対する禁止を解除した。
2014年から禁止が続いていた同国にとって画期的な転換点となる。

仮想通貨の取引が可能に

ボリビア中央銀行(BCB)が、2024年6月25日に発表された理事会決議第082/2024により、2020年12月15日の理事会決議第144/2020を無効とし、仮想通貨の購入および販売に対する電子決済手段の使用を認めることを公表した。

ボリビアにおける仮想通貨の禁止は2014年まで遡り、当時のBCBは仮想通貨に伴うリスクを理由にビットコインを含むすべての仮想通貨の使用を禁止した。
この政策は、国の金融システムを保護するために設けられ、銀行をはじめとする金融機関は仮想通貨に関連する取引を行うことが禁じられていた。
さらに2020年12月にも政府はこの立場を再び強調し、仮想通貨取引を厳格に取り締まる姿勢を示していた。

今回の決議では、国内の銀行が認可された電子チャネルを通じて仮想通貨取引を行うことを許可した。
これにより、金融機関はビットコインなどのデジタル資産を取り扱うことが可能となり、一般市民も仮想通貨を利用した金融サービスを享受できるようになる。
一方で、仮想通貨は法定通貨の地位を得ていないため、企業は仮想通貨を支払い手段として受け入れる義務はない。

ボリビア政府は、この政策変更を経済の活性化と金融システムの近代化を目指す広範な取り組みの一環として位置づけている。
特に、経済的困難が続く中での投資誘致と新しい金融ツールの提供が重要視されており、仮想通貨の解禁によって政府は経済成長を促進し、市民に新たな機会を提供することを期待している。

また、仮想通貨に関する教育計画を開始する予定があるようだ。
この計画は、仮想通貨のリスクを市民に知らせるとともに、その責任ある利用を促進することを目的としている。
これにより、ボラティリティやセキュリティに関する懸念に対応しつつ、安全な仮想通貨利用を促進する狙いがあるとしている。

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この記事はZyCryptoの「Bolivia Lifts Bitcoin Ban: Is Legal Tender Status Like El Salvador Next?」を参考にして作られています。