元大統領のドナルド・トランプ氏が仮想通貨に対する立場を180度転換させている。

Axiosの報道によれば、トランプ氏は来月ナッシュビルで開催されるビットコイン(BTC)2024年大会での講演に向けて交渉中であるという。

仮想通貨への批判から支持へ

トランプ氏は以前、仮想通貨に対して批判的な立場を取っていた。

2018年5月、大統領在任中に、当時の財務長官スティーブン・ムニューシン氏に「ビットコインを詐欺として取り締まるように」指示したとされている。

さらに3年後のインタビューでは、デジタル資産について「災害が待っている」とし、仮想通貨を全く所有していないと述べた。

しかし、ここ数年でトランプ氏は徐々に仮想通貨に対する姿勢を軟化させ、資金調達やバイデン政権との差別化を図るために仮想通貨に対する支持を表明するようになった。

2022年12月には、イーサリアム(ETH)ベースのプラットフォームOpenSeaでNFTコレクションを発売し、2024年の大統領選挙に向けての意図を正式に発表した。

2024年の大統領選と仮想通貨

今年の選挙運動では、トランプ氏は「ジョー・バイデンの仮想通貨戦争を終わらせる」と述べ、「仮想通貨大統領」を目指すと公言している。

また、トランプ氏の2024年の大統領選挙キャンペーンでは、仮想通貨の寄付を受け付けており、Geminiの共同創業者であるタイラー・ウィンクルヴォス氏とキャメロン・ウィンクルヴォス氏から合計200万ドル(約31億8,000万円)相当のビットコインを受け取っている。

ビットコイン2024年大会の詳細

ビットコイン2024年大会は7月25日から27日にかけて開催される予定で、講演者には2024年大統領候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏、元共和党予備選候補のヴィヴェク・ラマスワミ氏、有名な内部告発者エドワード・スノーデン氏などが含まれている。

今年5月には、トランプ氏が2016年の大統領選挙前にビジネス記録を偽造したとして34件の重罪で有罪判決を受けた。

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