バイナンスの元CEOであるジャオ・チャンポン(CZ)氏がBNBトークンの供給量の64%を保有しており、その価値は560億ドル(約8.8兆円)を超えるとフォーブスが報じている。

バイナンスの株式とBNBを大量保有

フォーブスがCZ氏の資産状況を報じている。同社によると、CZ氏は現在流通しているBNBトークンの64%に相当する9400万BNBを保有しているとのことだ。さらに、同氏はバイナンスの株式の約90%も保有していることが明らかになっており、このような背景から世界で24番目に富を持つ人物となっている。

同氏は2023年に米国司法省(DOJ)からバイナンスとともに米国制裁およびマネーロンダリング法に違反したとして起訴された。これに対しCZ氏は罪を認め、CEOの座を降りることに同意した。
そしてバイナンスに対する43億ドル(約6,763億円)に加えて同氏にも5000万ドル(約78.6億円)の罰金刑が下された。
また、バイナンスの監視役として、フォレンジック・リスク・アライアンスという独立コンサルティング会社が3年間任命された。
さらに同氏は、2023年4月30日に銀行秘密法違反の罪で、検察が求めた3年に比べると非常に軽いものであったが、懲役4ヶ月の刑を言い渡された。

現在、CZ同氏はカリフォルニア州の刑務所で刑期を務めているが、その資産は依然として膨大であり、BNBの価格が今年も上昇していることから資産はさらに増加する可能性がある。
バイナンスの第一線から退いた同氏だが、その影響力と資産は依然として仮想通貨市場に大きな影響を与えている。

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この記事はcrypto.newsの「Former Binance CEO CZ reportedly owns 64% of BNB supply」を参考にして作られています。