ナイジェリア政府が仮想通貨取引所バイナンスの幹部2名に対して告発していた脱税の容疑を撤回したことが判明した。
一方で幹部のティグラン・ガンバリャン氏の拘束は現在も続いている。

ナイジェリア政府が脱税容疑を取り下げ

ナイジェリア連邦内国歳入庁(FIRS)は、バイナンス幹部であるティグラン・ガンバリャン氏とナディーム・アンジャルワラ氏に対する脱税容疑を取り下げ、今後はバイナンス自体に対しての調査を集中することを現地ジャーナリストが発表した。

ナイジェリア当局、バイナンスのティグラン・ガンバリャン氏とナディーム・アンジャルワラ氏の告発を取り下げ。
FIRSは、現地代理人を通じてバイナンスにのみ請求するよう修正する。
しかし、経済金融犯罪委員会(EFCC)の偽の請求は残る。
とガンバリアン代理人の声明には記されています。

一方でAlexander Onukwe氏の投稿にあるように、ガンバリャン氏は依然として経済金融犯罪委員会(EFCC)からのマネーロンダリング容疑に直面しており、裁判にかけられる状況に変わりはないようだ。

今回の発端は、ガンバリャン氏とアンジャルワラ氏が2月26日に同国に到着後、拘束されたことから始まった。
その後当局は今年3月にバイナンスおよび幹部2名に対して、付加価値税(VAT)および法人所得税の未払い、税申告の不履行、顧客の脱税を助長した疑いで告訴した。
さらに、バイナンスはFIRSに登録せずに事業を運営していたとされ、ナイジェリアの税法に違反していると追及されている。

このナイジェリア政府の対応に対し米国の議員らは、ガンバリャン氏への拘束が長期間にわたっていることから、米国政府に介入を求めるなど、国際的な注目を集めている。

\discordを使って/

仮想通貨のニュースを逃さずチェック

この記事はCryptoSlateの「Nigeria drops tax evasion charges against Binance execs」を参考にして作られています。