投資マネージャーのHashdexは、米国証券取引委員会(SEC)に提出していたスポットイーサリアム(ETH)上場投資信託(ETF)の申請を取り下げた。

申請取り下げの詳細

SECへの提出書類によると、Hashdexはその提案を5月28日に取り下げた。提案は、Hashdex Nasdaq Ethereum ETFのデビューを可能にするための規則変更を含んでいた。

取り下げの理由や再提出の可能性についての詳細は明らかにされていない。

申請に詳しい情報筋によると、Hashdexは「単一資産のイーサリアムETFを進めるつもりはない」と述べている。

他の申請者との比較

5月23日、SECはVanEck、BlackRock、Fidelity、Grayscale、Franklin Templeton、ARK 21Shares、Invesco Galaxy、およびBitwiseの19b-4申請を承認し、これらのスポットイーサリアムETFが各取引所で上場および取引される道を開いた。

これらのファンドは6月にローンチされる予定である。

Hashdexの申請は、スポットイーサリアムの保有とイーサリアム先物契約を同一製品に組み合わせることで、潜在的な市場操作を緩和しようとしていた点が他の申請者と異なる。

Fidelity、ARK 21Shares、およびFranklin Templetonなどの他の申請者は、純粋にスポットベースのイーサリアムETFに焦点を当てており、SECのフィードバックに応じてETHステーキングのサポートを削除するなどの修正を行っている。

さらに、HashdexのETFはナスダックのイーサ基準価格の1日の変動を反映させることで、市場操作に関する規制上の懸念に対処しようとしていた。

2023年9月の最初の提出書類によると、次のように説明している。

「ファンドは100%のスポットイーサリアムを保有する代わりに、スポットイーサリアム、イーサリアム先物契約、および現金の混合を保有し、市場操作の影響を受けにくくする。」

ビットコインETFの戦略

Hashdexは、1月に承認されたスポットビットコインETFの発行者の一つである。

同社のBTCファンドは他の資産マネージャーとは異なる戦略を採用している。

たとえば、HashdexのビットコインETFはCoinbaseの監視共有契約に依存せず、代わりにCME市場内の物理的な取引所からスポットBTCを調達している。

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