今週トルコ議会で仮想通貨規制に係る法案が提出される予定であることが明らかに

トルコ議会において、今週仮想通貨規制に関する法案が提出される予定であることが明らかになった。

提案されている当該規制は、仮想通貨を扱う人々のリスクを軽減することのほか、仮想通貨取引プラットフォームを資本市場委員会(SPK)の管理下に置くことを目的としているところ、 SPK は対象プラットフォームにライセンスを付与し、監督することになる。

また、規制分野には、プラットフォームが顧客の現金を保管する方法や、規則に違反した場合に適用される仮想通貨の罰金が含まれる予定でもある。

トルコにおける仮想通貨規制は、セキュリティ・ライセンス・世界的認知をターゲットにしている。今年初めには、トルコのメフメット・シムセク財務大臣が、「同国の仮想通貨規制は最終段階にある」、「仮想通貨取引のリスクを軽減し、取引プラットフォームのライセンスと運用基準を確立することを目指している」と公に表明したことでも注目を集めていた。

トルコ、ナイジェリアが世界的な仮想通貨導入競争に一歩リードか

最近のStatistaによる調査では、20242月時点で56カ国中、仮想通貨の導入と仮想通貨所有者の割合の点でナイジェリアとトルコがリードしていたことが報告されている。両国とも、インターネットユーザーの47%が仮想通貨を所有または使用していると説明した。

かかる傾向の実質的な理由として、ナイジェリアやトルコにおいては、高インフレ、通貨安、銀行へのアクセス制限など、経済的な要因が深く関係しているものとみられている。

仮想通貨市場が拡大傾向にあるトルコにおける規制整備に係る動向に、今後も引き続き注意を払っていきたい。

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この記事は「Turkey’s Crypto Regulations Ready for Parliament, Draft Prioritizes Consumer Protection and Global Standards」を参考にしています。