米国司法省(DOJ)は、世界最大の仮想通貨取引所が米国の反マネーロンダリング(AML)規制と制裁法違反を認めたことを受け、ロンドンに拠点を置くコンサルティング会社フォレンジック・リスク・アライアンス(FRA)をバイナンスの外部監視役として任命したと報じられている。

米国司法省、バイナンスを3年間監視するコンサルティング会社にフォレンジック・リスク・アライアンスを指名

関係者によると、司法省はバイナンスの3年間の監視役として、フォレンジック・リスク・アライアンス(FRA)を選んだとブルームバーグは報じている。

11月のバイナンスの司法取引の条件の一つは、そのコンプライアンスを監視するために独立した会社を任命することである。

新たに任命されたモニターは、バイナンスの内部記録、施設、従業員にアクセスし、暗号取引所の活動について政府に報告する。

ニューヨークを拠点とする法律事務所サリバン&クロムウェルは以前、この有利な役割の最有力候補だったが、廃業した仮想通貨取引所FTXとの関係や、有罪判決を受けた同社の共同創設者サム・バンクマン・フリードによる詐欺を発見できなかったとされることで物議を醸し、司法省は他の選択肢を検討するようになったと報じられている。

しかし、サリバン&クロムウェルは、米国財務省の金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)に代わり、バイナンスの5年間の監視業務を別途任される見込みだ。

FRAは財務会計、情報管理、法令遵守のコンサルティング・サービスを専門としており、エクアドル政府高官が関与した贈収賄事件に関して、スイスを拠点とする貿易会社Gunvor SAと協力して司法省との和解交渉を行った実績がある。

\discordを使って/

仮想通貨のニュースを逃さずチェック