香港のビットコインとイーサのスポット型上場投資信託は、ローンチ初週の資金流入額が2250万ドル(約34億円)程度にとどまった。

香港のビットコインとイーサリアムETF、初週は苦戦のスタート

香港のスポット型ビットコイン上場投資信託(ETF)は、運用開始後1週間で米国のETFを大きく下回っている。

Farside Investorsがまとめたデータによると、香港で4月30日にローンチした3つのスポットビットコインETFは、合計2億6200万ドル(約398億円)の運用資産(AUM)を集めたが、その大部分は上場前に引き受けたものだった。

一方、資産流入額は上場後1週間で1400万ドル(約21億円)に満たず、1月に米国のスポット型ビットコインETFに流入した数十億ドルを大きく下回っている。

「香港のビットコインETFとイーサリアムETFのローンチは、米国のETFに比べ、はるかに重要性が低いと我々は考えている」とFarside Investorsはコメントしている。

一方、世界初となる香港のイーサETFも累計資金流入額が930万ドル(約14億円)と、大きなインパクトを与えなかった。

香港のスポット型仮想通貨ETFは、米国のETFに比べ大幅に改善された。

「我々がアドバイスしたように、香港と米国の比較で大きな数字を期待してはいけない。しかし、香港の市場規模を考慮すれば、米国のETFと同じように、香港のETFにとっても大きな存在なのだ。」と、ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏はこの結果について書いている。

香港のビットコインとイーサリアムETFは中国本土の投資家がアクセスできない

仮想通貨取引所OSLは最近の調査で、香港の仮想通貨に詳しい投資家の80%近くが、新しいスポットビットコインとイーサリアムETFに投資する予定であることを明らかにした。

しかし、これらの資産は現在、香港の居住権を持たない限り、中国本土の投資家はアクセスできない。

SoSoValueの研究者は、「中国本土の人民元投資家は購入することができず、資金の増加は制限される可能性があり、その結果、取引量が少なくなる」とコメントしている。

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