証券取引委員会(SEC)が、イーサリアム現物ETFの承認を拒否する可能性が高いことが、双方間の会議に参加していた複数の関係者から予測されている。SECは、ビットコイン現物ETFの承認方針を変更したばかりであるにも関わらず、イーサリアムETFに対しては依然として厳しい態度を示しているようだ。

SECがETF現物ETFの承認拒否する可能性が高いと予測

SECがイーサリアム現物ETFの承認を拒否する可能性が高いことが、新しい報告で示されている。ロイター通信が報じた情報によれば、最近の会議でSECと交渉した複数の関係者が、5月中に申請が却下されると予測しているようだ。

この発表は、SECがビットコインETFの承認方針を変更したばかりであるにも関わらず、イーサリアムETFに対しては依然として厳しい態度を示しているため、規制環境の不確実性が高まっていることを意味している。

SECは過去にビットコイン現物ETFの申請を一貫して拒否してきたが、2023年8月にグレイスケール・インベストメンツが訴訟で勝利し、その姿勢が転換された。しかし、イーサリアムに対しては、法的な地位が明確でないために承認遅延の背景にある慎重な姿勢が維持されている。

また、報道によると、SECは提案された製品の詳細について具体的な議論を避けており、この一方的な対応が申請の不承認へと繋がる可能性があるとされている。

この状況には異なる見解が存在しており、ETFアナリストの中にはSECが意図的に情報を控えることで申請企業に圧力を加えていると分析する者もいる。SECのゲーリー・ゲンスラー委員長がイーサリアムの法的な分類について明確な立場を示していないことも、不透明感を増している。

一方、世界の他地域では積極的な動きが見られ、香港ではスポットBTCとETH ETFが公式に承認、4月30日から取引が開始される予定である。これは、米国の規制の遅れと対照的な様子を示しており、グローバルな金融市場での異なるアプローチが注目されている。

このように、SECの判断は単なる規制の一環ではなく、国際的な規制動向とその影響を理解する上での重要な事例であると考えられているようだ。

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この記事はCointalegraphの「US SEC expected to deny spot Ether ETFs in May」を参考にして作られています。