香港の金融規制当局は、ビットコインとイーサのスポットETFの第一陣の取引を正式に承認した。

ビットコインとイーサリアムETF、香港で4月30日に取引開始

プレスリリースによると、香港の金融規制当局である証券先物委員会(SFC)は4月24日、ビットコインとイーサのスポットETFの第一陣の正式承認を発表した。

承認された香港ベースのETFの最初のバッチには、チャイナアセットマネジメント(ChinaAMC)のビットコインとイーサベースのETFも含まれ、4月30日に取引が開始される。

ChinaAMCのデジタル資産部門責任者兼ファミリーオフィス事業責任者であるThomas Zhu氏によると、このETFは、個人投資家や機関投資家に対し、規制された枠組みの下で原資産であるデジタル資産に投資する、より安全で便利な方法を提供する。

同氏は公式発表の中で次のように述べている。

「現物出資機能はまた、コインをプロのファンドマネージャーと規制カストディアンによって管理される完全に規制されたETFに簡単に変換できることで、コインホルダーを魅了している。香港では機関投資家の資産配分やリテール取引においてETFの導入が進んでおり、当社の提供する商品に対する需要は旺盛であると予想している。」

香港では4月30日に3つのビットコインETFと3つのイーサベースのビットコインスポットETFがローンチされる。

米国のビットコインのスポットETFの現金創出モデルとは異なり、香港ではBTCとETHを使用して新たなETF株式を創出できるETFの現物創出モデルの提供を目指している。

ブルームバーグETFアナリストのレベッカ・シン(Rebecca Sin)氏のリサーチノートによると、香港のETF現物創出モデルは、ETFの運用資産(AUM)と取引量を大幅に増加させる大きなチャンスになる可能性があるということで、エリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏が3月26日付のXポストで紹介している。

「香港は、現金のみの取引である米国とは異なり、現物によるETFの創設を目指している。米国では、現金が入り、ビットコインETFが出るが、香港ではビットコインが入り、ETFが出ることを目指している。これは市場にとってチャンスかもしれない。」

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