世界最大の資産運用会社であるブラックロックは、ビットコイン半減の重要性について説明した。

「一部の人々がビットコインに価値を見出す理由の1つは、その希少性にある」とブラックロックは説明している。

半減はまた「ビットコインの非中央集権的でプログラム的な性質と、伝統的な通貨がしばしば直面するインフレ圧力への耐性を強調するものだ」と付け加えた。

資産運用会社ブラックロック、ビットコイン半減期の重要性を解説

巨額の資金を運用する投資大手ブラックロックは、ビットコイン半減の意義を説明するビデオブログ記事を公開した。

ブログ記事で、ブラックロックの米国におけるテーマ型・アクティブ型ETFの責任者であるジェイ・ジェイコブズ氏は次のように説明している。

「次のビットコインの半減は2024年4月20日ごろに起こると予想されている。この後、新しいブロックごとに生成されるビットコインの量は6.25から3.125に減少し、1日の発行量は約900ビットコインから約450ビットコインに減少する。このプロセスは、2140年頃に最後のビットコインが採掘されるまで続く予定である。」

さらにジェイコブズ氏は次のように続けた。

「ビットコインに価値を見出す人がいる理由の一つは、その希少性だ。政府や中央銀行の裁量で印刷できる不換紙幣とは異なり、ビットコインは無限に作ることができない。実際、ビットコインには2100万枚という供給上限がある。」

ビットコインの半減は「より希少性を生み出す」と指摘した上で、ジェイコブズは次のように強調した。

「ビットコインの半減は、ビットコインの非中央集権的でプログラム的な性質と、伝統的な通貨がしばしば直面するインフレ圧力への耐性を強調している。」

ビットコイン半減期が価格に与える影響

ビットコインの半減がBTCの価格に与える潜在的な影響については、数多くの予測がなされている。

Bitmexの元CEOであるアーサー・ヘイズ氏は、半減後に仮想通貨価格が下落する可能性があると警告している。

逆に仮想通貨取引所Bitfinexは、半減によってビットコイン価格が150,000ドル(約2320万円)から169,000ドル(約2610万円)に上昇すると予想している。

一方、世界的な投資銀行JPモルガンのアナリストは、半減の影響はすでに織り込み済みだと指摘し、仮想通貨市場の下振れリスクを警告している。

しかし、スカイブリッジ・キャピタルの創業者アンソニー・スカラムッチは、市場はまだ半減を織り込んでいないと主張し、ビットコインにはまだ「多くの」上昇余地があると主張している。

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