米CPIが予想以上に上振れであったことから、リスク回避目的の売り決済が拡大した。
また、CPIの発表と同時に、先日のレンジ相場を一時的に下抜けたものの、4時間の68,330ドルでの買い勢力による買い戻しが盛んになったことから、上昇トレンドが続いている。
ビットコイン半減期まで残り9日と近づいてきており、直前の大きな変動リスクを避けるためにも、投資家たちの新たな参入には期待ができなさそうだ。
取引高 | +14.83% | $87.66B |
未決済建玉(OI) | +2.67% | $37.36B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | $25.64M | |
24時間の間に清算されたショート | $45.74M |
参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC
CPI発表後のインフレ継続の懸念による一時的なリスク回避目的の売り決済の拡大が、24時間の清算ショート値から把握できる。
決済後は売り勢力数は減少し、買い勢力としては4時間足の68,330ドル(黄色ライン)が強い抵抗と見られる。そして、そのライン付近での反発が確認された後の買い戻しが発生し、24時間ロングボリュームが+17.91%を表しているように、ロング相場が継続していると考えられる。
参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT
24時間ロングボリューム | +17.91% | $44.28B |
24時間ショートボリューム | +8.99%% | $38,70B |
参照:https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio
4時間の68,330ドルはサポート&レジスタンスとして強いラインとなっているが、今回は200EMAによるサポートとCPI発表後のリスク回避思考による売り決済の増加が重なったため、サポートラインとして機能した。
上昇トレンドが続いているものの、真上に4時間抵抗ラインの71,340ドルがあるため、このラインを上抜けできるかが注目となる。
エントリー:1時間足80EMAをタッチ(70,410付近)して、押し目を形成したとき
利確:日足72,800ドル
損切り:69,300ドルラインを実体で突破したとき
4時間足の68,330ドルにタッチした後は売り転換することなく、サポートで反発され上昇トレンドとなっているため、ここでのサポート勢力の強さがわかる。
現在も引き続き上昇しているが、直近に4時間抵抗ラインの71,340ドルがあるため、ここでの反発後に下落トレンドに転換し、その後に20&80EMAが下向きになれるかが注目でしょう。
エントリー:71,340ドルで反発された後に、下向きの80EMAライン(赤ライン)の戻り売り
利確:4時間サポート68,330を反発したとき(下抜けはホールド)
損切り:71,340ドルを実体で突破したとき
CPIの結果により利下げ回数の減少が予想されるなど、一時的なインフレ懸念を意識したリスクオフの姿勢は、仮想通貨などのリスク資産には不安要素となっている。
また、本日の米生産者物価指数(PPI)に加え、来週は小売売上高などFOMCの政策決定に重要となる材料の発表があるため、大きな変動の可能性はないまま、投資家のリスク回避姿勢は継続していくでしょう。
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投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 Kawakami