仮想通貨投資会社ビットワイズは本日、イーサリアムETFのスポットを提供するための申請を証券取引委員会(SEC)に提出した。

ビットワイズは、今年初めのビットコインスポットETFの成功に続き、初のイーサリアムスポットETFの市場投入を競う分野に加わることになる。

ビットワイズがイーサリアムスポットETF市場に参入へ

ビットワイズが提出したS-1登録フォームによると、提案されている「ビットワイズ・イーサリアム・トラスト」はイーサリアム(ETF)を保有し、追加報酬を得るために信頼できるステーキング・プロバイダーを通じてファンドの資産の一部をステーキングすることができる。

ビットワイズがイーサリアムスポットETFレースに参入するのは、伝統的な金融会社からの関心が高まる中でのことだ。

ここ数カ月で、資産運用大手のブラックロック、デジタル通貨投資会社のグレイスケール、ヴァンエックはいずれも、独自のイーサリアムスポットETFを立ち上げるための提案をSECに提出した。

投資家は自ら直接購入して保管する必要なくイーサリアムへのエクスポージャーを求めているため、このような商品に対する潜在的な需要は大きくなっている。

ビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者(CIO)は、Xのポストで次のように述べている。

「イーサリアムのスポットETFは、5月にローンチするよりも12月にローンチする方がより多くの資産を集めるだろう。TradFiはビットコインETFを消化するためにより多くの時間を必要としている。」

SECはここ数カ月、ブラックロック、グレイスケール、フィデリティ、インベスコ、ギャラクシー・デジタルなど、注目度の高いイーサリアム・スポットETFの申請に対する決定を遅らせている。

ブルームバーグのジェームス・セイファート氏のようなアナリストは当初、ヴァンエックとキャシー・ウッドのアーク・インベストからの最も早い申請のデッドラインである5月23日まで遅延が続くと予測していた。

同氏は現在、これらの申請は却下されるだろうと考えている。

イーサリアムスポットETF承認を楽観視する意見も

遅延にもかかわらず、一部の専門家はイーサリアム・スポットETFの見通しについて楽観的な見方を続けている。

英国の多国籍銀行スタンダード・チャータードは、SECがイーサを証券として指定していないことを理由に、5月まで承認すると予想している。

同行はまた、スポットETFの承認が見込まれることもあり、イーサの価格は年内に8,000ドル(約121万円)、2025年末までに14,000ドル(約212万円)に達する可能性があると予測している。

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