バイナンスは、あるトレーダーが最近上場したミームコインで驚異的な巨額の利益を得たことを受け、内部調査を実施したと発表した。

仮想通貨取引所バイナンス、ミームコインインサイダー取引の可能性について調査を開始

世界トップクラスの仮想通貨取引所バイナンスは土曜日に、様々なミームによく使われるキャラクター、カエルのPepeをモチーフにした作品を専門とするアートプロデューサーのDarkFarmsが立ち上げたソラナ(SOL)ベースのコイン、Book of Meme(BOME)を上場すると発表した。

バイナンスはソーシャルメディアXへの新しい投稿で、インサイダー知識を持つ人物が取引所の上場前にBOMEを蓄積したという仮想通貨コミュニティでの議論を聞き、直ちに調査を開始したと述べている。

バイナンスによると、予備調査の結果、問題の人物は同取引所とは無関係であることが判明したが、同社はこの件について「詳細な」調査を行う予定であるとしている。

「通貨上場やその他の汚職に関わる報告を受けた場合、あるいはバイナンスのチームメンバーが汚職に手を染めていることを確認した場合、身元を秘匿したまま最大500万米ドル(約75億円)の報奨金を提供する。」

仮想通貨追跡会社Lookonchainは、未知のウォレットがバイナンス上場の直前にBOMEを購入するために230万ドル(約3億4300万円)相当のソラナを引き出したと指摘した。

同資産は取引所の発表の数時間後に250%急騰した。

BOMEは本稿執筆時点で0.0093ドル(約1.38円)で取引されている。

時価総額174位のこの仮想通貨は、Binanceの価格上昇後に後退し、過去24時間で49%以上下落している。

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