タイの著名な金融機関であるカシコーン銀行が、地元の仮想通貨取引所サタンの株式を取得することで仮想通貨セクターに参入したことが明らかになった。
10月30日にタイ証券取引所(SET)のウェブサイトに掲載された公式発表で明らかになったように、カシコーン銀行による当該戦略的措置にはサタン運営会社の株式の97%の購入が含まれる。
この取引は、デジタル資産業界への投資を専門とするカシコーン銀行の最近設立された子会社であるUnita Capitalを通じて実行される。
買収完了後、仮想通貨取引所サタンはブランド変更を受け、Orbix Trade Company Limitedとなる。
また、カシコーン銀行の仮想通貨分野への進出は、安全な保管プラットフォームであるOrbix Custodianの 3つの主要部門で構成される予定だ。
サタンは、タイの仮想通貨業界で重要な地位を占めており、仮想通貨取引所やその他デジタル資産関連ソリューションなどのサービスを提供している。
さらに、サタンの創設者である Poramin Insom氏は、プライバシーに重点を置いた仮想通貨である 「Firo(旧Zcoin)」を立ち上げたことでも有名だ。
サタンの買収を通じたタイ大手カシコーン銀行にもる仮想通貨セクターへの参入は、従来の銀行セクターと急速に拡大するデジタル資産市場の橋渡しをする、タイの金融情勢の進化における重要な一歩を意味する。引き続き同銀行及び同国内の仮想通貨セクターへの影響に注目していきたい。
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この記事は「Kasikornbank Expands into Crypto: Acquires Majority Stake in Crypto Exchange」を参考にしています。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta