週末の取引により、FTXの財産は資産を売却するのではなく、その膨大なSOLの隠し場所をステークに移したことが明らかになった。
FTXの破産財団は、同社の仮想通貨ウォレットに保有されていたSolana(SOL)トークンのおよそ1億2200万ドル(約180億円)をステークした。
この取引は、FTXが特定したウォレットがトークンを機関投資家向けのステーキングバリデータ会社であるFigmentに送金した際に、オンチェーンデータを通じて追跡された。
同じ頃、FTXエステートはまた、およそ500万ドル(約75億円)相当の合計3,200イーサリアム(ETH)をステーキングしたことが、オンチェーンデータで示されている。
両方の仮想通貨ウォレットはFTXの姉妹取引会社であるAlameda Researchのウォレットであるという。
仮想通貨の世界におけるステーキングとは、あらかじめ決められた期間、特定量のトークンをロックするプロセスを指す。
ステーキングに参加した保有者は、その見返りとして追加コインの形で報酬を受け取る。
このプロセスは、イーサリアムやソラナなどのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ネットワークの安全性を確保する上で重要な役割を果たしている。
8月、ジョン・J・レイ氏が率いるFTXの現指導部は、破産手続き中に回収された仮想通貨の売却に関するガイドラインの承認と承認を求める申し立てを行った。
「流動的なヘッジ市場が存在する2つのデジタル資産であるビットコインとイーサをヘッジすることで、売却前にビットコインとイーサの不利な値動きに対する債務者のエクスポージャーを軽減する手段を提供する」と申請書には書かれている。
FTXエステートの要請は先月承認され、マイク・ノヴォグラッツ氏のGalaxy Digitalが、ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、その他いくつかの暗号通貨で34億ドル(約5084億円)という途方もない評価額の資産の売却を監督する投資マネージャーとして任命された。
しかし、FTXの「デジタル資産管理および収益化プログラム」を概説した当初の動議には、パッシブ利回りを生み出すために特定の仮想通貨をステーキングする可能性も含まれていた。
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著者: CoinPartner 編集部 News_writer