決済大手ウエスタンユニオン、フィリピン大手銀行と提携してCBDCに係る研究実施へ

決済大手ウエスタンユニオンが、フィリピンに拠点を置くBDOユニバンクとの間でCBDCに係る調査・研究を行うことを目的として提携していたことが明らかになった。

報告によると、今回のパイロット調査は「テクノロジー主導の世界的な決済大手企業と協力して実施され、国境を越えた送金にCBDCを利用する潜在的な利点を評価した」という。

デジタルダラープロジェクトのホワイトペーパーで発表されたこの調査では、複数の通貨にわたる即時決済によるリスクの軽減、コストの最適化、セキュリティと透明性の強化など、CBDC導入の多くの利点が強調されている。

ウエスタンユニオンのデジタル資産グローバル責任者であるKevin Mole氏は、以下のように述べている。

「このパイロット調査を通じて、ウェスタンユニオンは顧客と金融機関にとってのいくつかの利点を特定し、国境を越えた送金にリテールCBDCを利用する実現可能性と実行可能性を継続的に評価するための基礎を築きました。」

しかし、今年初めの調査では、連邦政府に自分たちの消費習慣を監視させることになるため、圧倒的多数のアメリカ国民がCBDCに反対していることが明らかになった。

当時の世論調査では、政府が国民のお金の使い方を管理できるようになるのであれば回答者の74%がCBDCに反対すると回答し、68%は政府が国民のお金の使い方を追跡できるようになるのであれば反対すると回答していた。

このような世論の動きにも注目しつつ、今後のCBDCに関する両社の動向、及びこれに伴う仮想通貨市場への影響に注意を払っていきたい。

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この記事は「Payments Giant Western Union Collaborates With $75,000,000,000 Bank on a US CBDC Pilot Study」を参考にしています。