中国とシンガポール、環境問題対策・金融領域に係るタスクフォースを設置へ

中国とシンガポールが、グリーン及び移行金融における二国間協力を深めるためにタスクフォースを設置した。この動きは、これら地域の低炭素の未来に向けた官民の協力を促進することを目的としている。

シンガポール金融管理局(MAS)は、「中国・シンガポールグリーン ファイナンスタスクフォース(GFTF)」の設立において、中国人民銀行(PBC)と協力することを発表した。GFTFと共に、両者は二酸化炭素排出量を削減するための一連の金融基準、製品、技術、定義を共同開発することを目指していく。

MASのアシスタント マネージング ディレクター兼最高持続可能性責任者であるジリアン・タン氏によると、「中国とシンガポールの官民の参加者は、我々の国にとって低炭素の未来への信頼できる包括的な移行をサポートするための資本の流れを促進する具体的なイニシアチブについて協力する」という。

より具体的には、GFTFにより、MASとPBCは、互いの既存移行活動に関する分類法と定義の共通基盤を見つけることができる。また、各国がグリーン及び魔トランジションボンド商品への双方向アクセスを含むサステナビリティボンド市場の接続性を強化することを可能にもする。

GFTFの技​​術イニシアチブには、シンガポールから認可された仮想通貨取引所であるMetaVerse Green Exchangeと、北京市政府が承認した企業であるBeijing Green Exchange が関与し、持続可能な金融の採用を促進する。両者はまた、炭素クレジット付きのデジタルグリーンボンドの試験運用も任されている。

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この記事は「China and Singapore team up to scale green and transition financing」を参考にしています。