米財務長官のジャネット・イエレン氏がノンバンクに対する厳しい規制を提案している。
同氏は先月のシリコンバレー銀行などの破綻により、今後の監督強化が重要であると述べている。

ノンバンクに対する規制強化を検討

イエレン米財務長官が米金融安定監視評議会(FSOC)で金融不安への対処としてノンバンクへの規制強化を提案した。
ノンバンクは銀行免許を持たないが特定の金融サービスを提供する事業体であり、これらの事業体は連邦預金保険公社(FDIC)の保険にも加入していない。クレジットカード会社やベンチャーキャピタル企業、ヘッジファンドの他、仮想通貨企業もノンバンクとして位置付けられる。

最近の国際通貨基金(IMF)の報告書では、インフレや金利の上昇、ノンバンクの事業体が流動性不足に直面するなど、金融システムに対する複数の新たな脅威が指摘されている。
米国でも先月にシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻により、銀行システム全体の安定性が危惧されており、イエレン氏は当局が金融の安定化を先導していく必要があると述べている。

先月の出来事は、私たちの仕事がまだ終わっていないことを示しています。緊急介入の権限は重要です。
しかし、同様に重要なのは、そもそも金融の混乱が始まって広がるのを防ぐのに役立つ監督および規制体制です。

そのため同氏は今回、ノンバンクに対する権限を持つために既存のガイダンスの修正を提案しており、今後はパブリックコメントを経て議論される予定となっている。

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この記事はBlockworksの「Yellen Proposes Tougher Rules For ‘Nonbanks’ Providing Financial Services」を参考にして作られています。