ブロックチェーンデータ分析会社Chainalysisによると、仮想通貨詐欺は2022年に46%減少した。

「仮想通貨価格が下落しているときにスキャムのパフォーマンスが悪化する傾向があるため、この減少のほとんどは市況によるものだと考えている。」と同社は説明した。

2022年に仮想通貨詐欺の被害額が大幅に減少

ブロックチェーンデータ分析会社Chainalysisは先週、2023 Crypto Crime Reportを発表し、仮想通貨詐欺のセクションを掲載した。

仮想通貨詐欺の被害額は2022年に46%減少した」と、109ページのレポートには詳しく書かれている。

仮想通貨詐欺は2022年に大幅に減少し、前年の109億ドル(約1兆4620億円)から59億ドル(約7920億円)になった。

Chainalysisは、景品詐欺、なりすまし詐欺、投資詐欺、NFT詐欺、ロマンス詐欺など、いくつかのタイプの仮想通貨詐欺を調査している。

仮想通貨価格が下落しているとき、詐欺のパフォーマンスが悪化する

仮想通貨詐欺の収益の減少について、Chainalysisは詳しく説明している。

仮想通貨価格が下落しているときに詐欺のパフォーマンスが悪化する傾向があるので、この減少の大部分は市場の状況に起因する。仮想通貨詐欺は、今年、上昇傾向で始まったが、Terra Lunaの崩壊に続いて弱気市場が始まった5月上旬に急落した。そして、残りの期間中、着実に減少した。」

また、「いくつかのタイプの詐欺は、仮想通貨価格が低下すると増加する」と指摘する一方で、ブロックチェーン分析会社は次のように指摘した。

「年間を通して詐欺の被害額はビットコインの価格とほぼ完璧に一致し、価格の動きと被害額の変化の間に3週間のラグを一貫して維持している。」

\無料アプリを使って/

仮想通貨のニュースを逃さずチェック