上海アップグレード前に、取引所供給量の減少が強気のサインとして見られている。

マージ後、仮想通貨取引所でのイーサリアム供給量は37%急落

時価総額で2番目に大きい仮想通貨であるイーサリアムは、マージ後の過去6ヶ月間、取引所供給量の一定の減少が見られている。

イーサリアムのネットワークは2022年9月に大規模なアップグレードを行い、マージと呼ばれるイベントでプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ネットワークに移行した。

仮想通貨分析機関Santimentが共有するオンチェーンデータによると、取引所に置かれている利用可能なETHの量は減少し続けている

マージ以降、取引所のETHは37%減少した。

取引所での供給量の一定の減少は、取引や売却に利用できるETHが少なくなるため、強気のサインとみなされる。

マージ前の9月には、取引所には合計1912万ETHが存在したが、現在は2月第2週に1336万ETHまで減少している。

取引所からセルフカストディやステーキングに移行

ETHの供給量の大部分はセルフカストディに移行しており、一方で多くのトレーダーも上海のアップグレードを目前に控えてステーキングを優先するようになっている。

イーサリアムの次期アップデートである上海は、3月に予定されている。

上海ハードフォークでは、ネットワーク強化のためのより多くの改善案が統合され、ステーカーとバリデーターがビーコンチェーンから保有物を引き出せるようになる。

現在、ビーコンチェーンには総供給量の14%に当たる1600万ETHがステーキングされており、これは現在の価格で約250億ドル(約3兆3400億円)に相当し、上海ハードフォーク後に徐々に流動化される予定だ。

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