タイ最大級の食品業者「CP Foods」がブロックチェーン導入、トレーサビリティ実現図る

タイ最大級の食品輸出事業者「Charoen Pokphand Foods Public Company(以下「CP Foods」という) 」が、ブロックチェーン技術を自社の事業に統合する予定であることが明らかになった。

これには、製品及びサプライチェーンの監視に正確性を担保し、ブロックチェーンのトレーサビリティを可能にすることで、製品の品質を保証するなどの目的がある。

報告によると、同社はすでに、豚肉や鶏肉などの一部の製品についてはブロックチェーン技術の導入を開始しているという。

今回のCP Foodsの取り組みについて、ブロックチェーン技術の専門家でもあるOraparn Mungmisri氏は、以下のように説明している。

「2023年には、新鮮なエビや調理済食品のポートフォリオのために、ブロックチェーンの導入が行われるでしょう。次のステップは、ポートフォリオのすべてのカテゴリにあるあらゆる製品について、ブロックチェーン基盤のトレーサビリティを作成することです。」

CP Foodsは、米国をはじめとする世界中のさまざまな国のコンビニエンスストアやスーパーマーケットでみられる調理済食品などを提供している。

CP FoodsがCPFデジタルトレーサビリティシステムを導入したのは2015年であり、当該システムは、過去数年間で多くの製品にブロックチェーン技術を活用することでさらに強化されてきた。

現在、ブロックチェーン技術を他のカテゴリー製品に統合する計画があるといい、これにより、主にアジア市場を対象とする製品の全体的な品質及び安全性に対する消費者の信頼・自信が高まることに期待がされている。

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この記事は「Blockchain For Traceability: Thailand’s Biggest Food Exporter Uses Tech To Monitor Goods」を参考にしています。