米仮想通貨サービス企業Paxosが、FTXでハッキングされたパックスゴールド(PAXG)の回収に成功した。
同社は総額約2000万ドル(約26.5億円)分の11,184.38個のPAXGトークンが被害に遭っていた。

PaxosがPAXGを回収

Paxosは、11月にFTXを攻撃したハッカーのウォレットに保有されていた2000万ドル相当のPAXGトークンの奪還に成功した。
FTXは、先月米連邦破産法第11条の適用を申請した直後に約4億ドル(約531.6億円)もの金額をハッキングされていた。
被害に遭った資産の中には、Paxosが保管している金に裏付けされたパックスゴールド(PAXG)が含まれていた。
その後、同社はすぐにハッカーが管理する4つのウォレットから2000万ドル相当の11,184.38個のパックスゴールドを凍結し、約6週間が経過した今、ようやく資産を取り戻すこととなった。
ブロックチェーンセキュリティ企業のPeckShieldによると、Paxosは「FTX Accounts Drainer」とラベル付けされたアドレスから盗まれたトークンを無効なアドレスに移動して焼却したことがオンチェーンデータで確認されたとのことだ。その後、同社は別のウォレットに同量を鋳造し、再生プロセスを完了させた。

一方でFTXではパックスゴールド以外にも、保管されていた3億200万ドル(約401.3億円)分のイーサリアムのほとんどがハッキングされ、ビットコインに交換されたことで回収することができなくなっている。
先日FTXの新CEOのジョン・レイ氏は、FTXが秘密鍵を暗号化せずに保管し、不十分なセキュリティ体制であったことを証言し、簡単にハッキングされやすい状況であったことを明らかにしていた。

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この記事はTHE BLOCKの「Paxos recovers $20 million in gold tokens stolen in the FTX hack」を参考にして作られています。