この法律では、多くのデジタル通貨がブラジルにおける合法的な支払方法の定義に含まれ、仮想通貨サービスプロバイダーのライセンス体制が確立されている。

ブラジル大統領が仮想通貨関連法案に署名

12月31日に退任する予定のブラジル大統領Jair Bolsonaro氏は、国内での支払い手段としての仮想通貨の使用を合法化することを目的とした法案に署名した。

12月22日に発行されたブラジル連邦政府の公式ジャーナルで、Bolsonaro氏のオフィスは、大統領が同国の下院の承認を受けて法案14.478に署名し、法律にしたと発表した。

同議会は、仮想通貨決済を承認する最終段階として、11月29日に法案を大統領のもとへ送った。

法案の文章によると、ブラジルの住民は、エルサルバドルのように、ビットコインのような仮想通貨を法定通貨として使用することができなくなる。

しかし、新たに成立した法律では、多くのデジタル通貨がブラジルにおける合法的な支払方法の定義に含まれている。

また、仮想通貨サービス提供者のライセンス体制を確立し、デジタル資産を利用した詐欺に対する罰則を定めている。

今回のBolsonaro氏の発表では、どの連邦機関が仮想通貨決済の監督を担当する可能性があるかは示唆されていない。

しかし、米国と同様に、証券とみなされるデジタル資産は、ブラジルの証券取引委員会の規制の傘下に入る。

また、この法律には、FTXの崩壊に対応して作られたと思われる条項が含まれており、取引所がユーザーと企業の資産を区別することを要求している。

仮想通貨法は2023年6月に施行される可能性が高い

仮想通貨法は180日後、つまり2023年6月に発効される可能性が高い。

Bolsonaro氏は数日後に大統領を退く予定で、その後、Luiz Inácio Lula da Silva氏が1月1日に大統領に就任する予定である。

Lula氏は2003年から2010年までブラジルの大統領を務め、以前は仮想通貨とブロックチェーンの採用を支持する発言をしている。

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