カナダ銀行(中銀)のキャロライン・ロジャース上級副総裁は、仮想通貨が金融市場全体を崩壊させかねないほど大きくなる前に、規制を導入することの緊急性を訴えている。
同氏はリスクを理解していない新しい投資家が増加することで、悪影響が幅広い金融市場に波及する可能性を懸念している。

仮想通貨の成長に規制が追い付いていない

カナダ銀行のキャロライン・ロジャース上級副総裁が、仮想通貨を所有するカナダ人の数が急速に増加している現状を踏まえ、速やかに規制を導入する必要性を訴えている。
同氏は仮想通貨に対して、投資家があまり知識がないまま手っ取り早く利益を得ようとする、ほとんど規制されていない分野と考えている。
また、多くの人々がビットコインのような仮想通貨に投資するリスクを理解しておらず、今回のような価格急落が他の金融市場にも影響を与える可能性を危惧している。

仮想通貨の規模はまだ小さいですが急成長しています。
規制を導入する前にもっと大きくなってしまっては遅いのです。

同銀行が最近実施した調査によると、ビットコインを所有しているカナダ人は2020年に5%だったものが2021年には13%と、2倍以上の拡大を見せている。
そういった中でロジャーズ氏は仮想通貨が規制される必要があるものの、どのように行うかが課題であると述べている。

現状の体制でどのように適合させるか、適合しない場合はどのように体制を整えるかが課題の一つです。

そして同氏はビットコインをインフレの解決策とは見ていない一方で、仮想通貨が重要な技術革新であることを認めている。

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この記事はReutersの「Crypto regulation efforts need to keep pace with market growth -Bank of Canada official」を参考にして作られています。