JPモルガン、顧客の仮想通貨需要に対応することを示唆

米JPモルガンのグローバル・マーケッツの責任者であるTroy Rohrbaugh氏が、仮想通貨と既存銀行との関係性について言及した
今週火曜日に開催された大規模なカンファレンス「RBC Capital Markets Global Financial Institutions Conference」に出席した同氏は、JPモルガンのことを“メガバンク”と表現しつつ、「メガバンクこそがクライアントのいる場所に行くことになる」と主張。加えて、メガバンクは仮想通貨に対する需要の高まりに対応する準備をする予定だとも説明した。

JPモルガンはクライアントが多数のデジタル資産を取引する環境に備えています(中略) こういった新しい資産クラスがますます発展するにつれて、私たちがその場所にいるということは極めて重要なことです。」

JPモルガンといえば、CEOJamie Dimon氏が仮想通貨懐疑論者として知られる。これまでもビットコインについて、「価値がない」や「愚か者のためのゴールド」との公言を続けてきた。
それでも、以前よりJPモルガンとしてはビットコインなど仮想通貨の需要の高まりを認めている。今年2月には「長期的にはビットコイン価格は15万ドルに上昇する」との予測を発表するなど、一定の価値や顧客に対するサービス提供の必要性を示唆。JPモルガンなど米大手銀行が明確な法規制の下で全面的に仮想通貨取引等に関わることとなれば、市場成長はより加速していくだろう。

また、昨月、米金融大手バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(=BNYメロン)は、仮想通貨の資産管理サービスを立ち上げることを発表。米大手銀行で参入を表明したのはBNYメロンが初めてであったが、今年は他銀行も仮想通貨関連サービスに関与する可能性がある。市場の動きと併せて、引き続き各社の動向に注目していきたい。

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この記事は「JPMorgan to Follow Client Demand When It Comes to Crypto」を参考にしています。