Fidelity社は、カナダの規制当局から同国で初となる機関投資家向けにビットコイン・カストディアンになることを承認された。機関投資家向けのビットコイン取引およびカストディプラットフォームの形でサービスを開始する。
この動きは、年金基金、ポートフォリオマネージャー、ミューチュアルファンド、ETFなど、より多くのカナダの機関投資家がビットコインに投資する道を開くものである。
Fidelity Clearing Canadaの社長であるScott Mackenzie氏は、以下のように述べている。
デジタル資産への投資の需要はかなり高まっており、機関投資家はこのアセットクラスにアクセスするための規制されたディーラー・プラットフォームを探していました。
カナダで運用されているビットコインファンドの多くは、現在、米国を拠点とするカストディアンを利用している。今回のFidelity社の動きは、カナダ市場に選択肢をもたらすことで、より多くの機関投資家がビットコインを直接購入する道を開き経験を促進するかもしれない。
Fidelity Clearing Canadaは、カナダ国内で100社以上の投資会社にサービスを提供している。FidelityInvestmentsCanada ULCと合わせて、6月30日時点の管理・運用資産は2220億ドル(約25兆860億円)を超えている。
カナダでビットコイン・カストディアンの動きがある仮想通貨業界。機関投資家が投資しやすくなっていくことだろう。だが一方で、規制を整備することも重要な要素となる。これからも、ビットコイン・カストディの動向について注目していきたい。
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この記事はBITCOIN MAGAZINE「FIDELITY APPROVED TO BECOME CANADA’S FIRST INSTITUTIONAL BITCOIN CUSTODIAN」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner