カザフスタン大統領がビットコインマイニングの規制を要求

カザフスタンのKassym-Jomart Tokayev大統領が、国内産業と国民のために電力供給を維持する必要性を主張し、拡大するマイニング分野の早急な法的規制を求めている。同大統領は、Magzum Mirzagalievエネルギー大臣に対して備蓄燃料が急激に減少している点を批判した。また、企業や家庭への継続的な電力供給を確保し、新たな発電能力を創出する必要性を強調している。

Mirzagaliev大臣は、燃料不足を補うための措置を大統領に報告するとともに、2035年までのカザフスタンの発電産業の発展予測を示したことが伝えられている。電力消費量は年々増加しており、再生可能エネルギーや天然ガス、水力発電などで対応していく予定となっているようだ。

カザフスタンではビットコインマイナーが増えており、エネルギーを大量に消費するデータセンターは、今年の最初の9カ月間だけで消費量が7%も上昇したと言われている。当局は、1つのマイニングファームが稼働するためには24,000世帯分のエネルギーが必要であると主張している。

また、Mirzagaliev大臣は、仮想通貨のマイニング分野、特に違法なコインマイニング事業に対する管理を強化するための施策をTokayev大統領に説明した。当局の推計によると、これらの"グレー"なマイニング業者は、1,200メガワットもの電力を消費しているとのことで、当局は国内のマイニング施設を特定するための努力を続けている。

Tokayev大統領は、他の管轄当局の協力を得て、こうした取り組みを強化するよう支持を出している。また大統領は、「マイニングに関する早急な法的規制」を組織するよう行政当局に指示しつつ、合法的な"ホワイトマイナーは、追加規制なしに活動を続けることができると強調した。

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この記事は、Bitcoin.comの「Kazakhstan President Demands ‘Urgent’ Regulation of Crypto Mining Amid Power Shortages」を参考にして作成されています。