大手仮想通貨取引所Coinbaseが、仮想通貨規制に関する政策提案を発表した。

同取引所は提案を発表した上で、米政府が適正な規制を行う必要性を説いている。

コインベースが仮想通貨規制に関わる政策提案を発表

仮想通貨取引所Coinbaseが新しい政策提案を発表し、”米国は仮想通貨市場を監督する新たな規制機関を創設すべき”だと述べた。適切な規制ができなければ、他国の政府からさらに「遅れ」をとる可能性があると警告している。

同社は、提言を4つの大きな柱に分けている。

  • 仮想通貨を規制するために、従来の金融システムとは別の新しい枠組みを作る
  • 仮想通貨市場を規制する責任を、従来の市場と同様の民間の自主規制機関に加えて、新たに単一の連邦当局に与える
  • 仮想通貨保有者を詐欺や市場操作から保護し、透明性を高めるための情報開示を義務付ける
  • 製品間の公正な競争と相互運用性を促進する

CoinbaseのChief Policy OfficerであるFaryar Shirzad氏は”意図的に大胆なプランを出して議論を喚起したい”とCNBCに語った。

私たちは、多くの人が始めるところから始めました。つまり、既存の複数の規制当局を利用して、物事を機能させるためにできる最小限の手術を考えようとしたのです。ゼロから始めるよりも、古い市場構造を前提とした現在のシステムを適応させようとする方が、より多くの努力が必要であると思います。

同氏は、新しい機関を設立することが、"最も抵抗の少ない道"ではなかったことを認めている。

私たちの提案は会話の始まりにすぎないので、最終的には、政策立案者が考えるべき原則の核心部分で妥協しないことが理にかなっていると考えました。

Shirzad氏によると、同社はすでに約30人の議員の事務所や複数の政府機関と会合を持ち、この提案の側面について話し合ったとのことだ。

Coinbaseは政策報告書の中で、"仮想通貨の規制には明確で包括的なアプローチが必要であり、目的に合った規制を求めている"と述べている。

また、規制はテクノロジーがどのように公衆に利益をもたらすかを認識する必要があるとし、包括的なデジタルアセット規制の策定に関してアメリカがすでに他国政府に「遅れをとっている」と警告した。

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この記事は、CNBCの「Coinbase says U.S. should create a new cryptocurrency regulator」を参考にして作成されています。