中国のトレーダーは、分散型取引所へ移動か

仮想通貨分散型取引所である「Dydx」は、ここ数日で取引量が爆発的に増加しており、すでに他の分散型取引所であるUniswapやPancakeswapを上回った。これは、9月の中国の仮想通貨禁止令により、中国のトレーダーが取引プラットフォームを移した結果ではないかと分析されている。

Dydxの9月26日の取引高は368,000万ドル(約4,048億円)であった。これはCoinbaseの36億1,000万ドル(約3971億円)を上回る数字である。もともとは手数料が高いデメリットがあったが、STARK technologyの技術を用いて、手数料は格段に安くなった。現在では一般のトレーダーからも魅力的な取引所として注目を集めている。

Dydxの取引量が驚異的に増加していることから、一部のアナリストは、中国本土のトレーダーが国内の取引所から拒否された後に、分散型の取引所に移行した結果ではないかと主張している。

分散型取引所は、顧客のKYCポリシー(Know Your Customer = 顧客の個人情報)を強制しないため、中国のトレーダーにとっては現在、最良の選択肢となっている。これは、トレーダーが政府の介入のリスクなく資産を保有し続け、取引できることを意味する。分散型取引所の持つ特性は、今中国のユーザーにとって重要な鍵となっている。

Dydxのガバナンストークンである「dydxトークン」の価格は上昇を続けている。このトークンは、9月頭にトレーダーへ付与された後1ヶ月で2倍以上の上昇を見せ、現在その価格は24ドル台で推移している。これは、エアドロップにより付与された時の2倍以上の価値を持つことを意味しており、90万ドル(約9,900億円)相当のDydxを手に入れたトレーダーもいるようだ。

今後も分散型取引所の動きに注目していきたい。

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この記事は、news.bitcoin.comの「Dydx Trading Volumes Explode After Latest Chinese Crypto Ban」を参考にして作成されています。